アインファーマシーズ(本社・札幌市)の2013年4月期連結決算が明らかになったが、総売り上げに占める北海道シェアは17・9%で12年4月期よりも0・4ポイント低下した。総売り上げは、8・2%増加して1545億6000万円、北海道の売上高は医薬事業と物販事業を合算すると276億6700万円で5・5%増加した。(写真は、アインファーマシーズ本社=札幌市東区、2013年4月撮影)
 
 13年4月期の連結売上高は前期比8・2%増の1545億6000万円、経常利益は同2・4%減の102億9200万円、純利益は同3・6%増の50億7500万円だった。北海道の店舗数と売上高は、調剤薬局の医薬事業部門が77店舗、196億5500万円(12年4月期は76店舗、191億2200万円)、ドラッグストア『アインズ&トルペ』の物販事業は25店舗、80億1200万円(同26店舗、70億4700万円)だった。
 
 総売り上げに占める北海道シェアは、12年4月期が18・3%だったが、13年4月期では17・9%になり0・4ポイント低下した。
 14年4月期は、調剤薬局の医薬事業で門前型や医療モール型の新規開発やM&Aを進めるほか、ドラッグストア部門でも都市型ドラッグストア『アインズ&トルペ』の積極出店でトータル85店舗以上の出店を計画している。14年4月には近畿日本鉄道との共同事業として高さ日本一の超高層複合ビル「あべのハルカス」(地上60階、地下5階)に日本最大級のメディカルフロアを開業するなど本州での積極出店が続き、アインファーマシーズの北海道シェアは今後も低下しそうだ。
 
 なお、13年4月期で医薬事業が100億円を超えている地域と物販事業で10億円を超えている地域は次の通り。
 医薬事業
 ①北海道 77店舗 196億5500万円
 ②埼玉県 72店舗 162億9900万円
 ③東京都 50店舗 150億8900万円
 ④茨城県 60店舗 125億8000万円

 

 物販事業
 ①北海道 25店舗 80億1200万円
 ②東京都 12店舗 39億2100万円
 ③愛知県 7店舗 12億1800万円
 ④埼玉県 4店舗 11億9300万円


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