「業スー」で知られる低価格スーパー「業務スーパー」が、札幌市南区藤野2条7丁目に2024年秋にも出店する。これまで札幌市の南区には、「業スー」の店舗がなかった。南区初進出で「業スー」ファンの受け皿になる。(写真は、仮称「業務スーパー藤野店」の建設現場)

 新店舗の名称は、「業務スーパー藤野店」(仮称)。石山通沿いの札幌中心部方面に向かう車線沿いに立地。「ツルハドラッグ藤野店」の近くで、「出光藤野SS」の隣接地。店舗用地は、月極駐車場などに使用されていたが、2023年10月末から、大和ハウス工業(本社・大阪市北区)北海道支店(札幌市東区)が札幌市から開発許可を受け、店舗建設に向けた土地造成を進めている。開発面積は約728坪(2403・70㎡)。

 店舗の建築主は、「業務スーパー」を全国でFC(フランチャイズ)展開をしているG-7スーパーマート(本社・神戸市須磨区)、設計は大和ハウス工業北海道一級建築士事務所(札幌市東区)、監理は大和ハウス工業北海道監理一級建築士事務所、施行は大和ハウス工業北海道支店。工期は2024年9月27日まで。

「業務スーパー」は、神戸物産(本社・兵庫県加古川市)が直営・FCで展開する低価格スーパー。全国に1052店舗(2024年2月末現在)を運営している。EDLP(エブリディ・ロープライス)をコンセプトに、神戸物産の国内グループ工場で製造した商品や世界各国から直輸入した商品など、多くのオリジナル商品を提供。常温、冷凍食品が中心で、一部生鮮食品や惣菜を揃えている。

 G-7スーパーマートは、道内で15店舗の「業務スーパー」をFC展開しており、そのうち札幌市内には10店舗ある。内訳は西区、豊平区、厚別区の各2店舗、手稲区、北区、白石区、清田区に各1店舗。別のFC運営事業者2社も中央区、東区、手稲区に出店しているが、南区には店舗がなかった。今回の新店舗で札幌市内10区に「業務スーパー」が揃うことになる。


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