アークス(本社・札幌市中央区)グループのラルズ(同・同)は、店頭で回収した、使用済みコルク栓を再生したコルク製品の販売を、2024年2月29日から15店舗で開始した。コースターや鍋敷きなど3点で、コルク栓の回収量や商品の販売量に応じて順次品目を増やす。(写真は、使用済みコルク栓を再生して生産されたコースター=アークス提供)

 ラルズは、2023年3月からコミュニケーション・エンジニアーズ(本社・東京都渋谷区)、NPO法人RE機構(本所・同都墨田区)と連携、ラルズが運営する15店舗で、使用済みコルク栓の回収に取り組んできた。回収したコルク栓は、連携している2者に寄贈され、他のホテルやレストラン、ワイナリーなどから回収されたコルク栓とともにRE機構が提携する施設に運ばれ、障がい者によって選別、洗浄される。

 選別、洗浄されたコルクは、工場に運ばれてリサイクルコルクに再生され、さらに連携する施設で新たなコルク製品に生まれ変わる。こうして生産されたコルク製品を、このほどラルズの店舗で販売することになった。販売商品は、コースター丸型(3枚入り、税込み500円)、コースター四角型(同、同)、十字鍋敷(税込み500円)の3点。販売店舗は、札幌市や江別市、小樽市、余市郡余市町、岩見沢市、千歳市、室蘭市の計15店舗。
 ラルズが15店舗で回収を開始してから、これまでに2万個を超えるコルク栓を回収しており、今後、回収量や再生コルク製品の販売量に応じて順次品目数を増やしていく。


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