札幌市西区福井地区で、ドラッグストアの真正面対決が始まる。既存の「サツドラ」の前に「ツルハドラッグ」が新規出店する。「ツルハドラッグ」の「サツドラ」への挑戦的な出店は、2014年12月の千歳市高台地区以来、10年ぶりとなりそう。(写真は、仮称「ツルハドラッグ福井3丁目店」の出店用地。「サツドラ福井店」の真正面に位置する)
ツルハ(本社・札幌市東区)が新規出店するのは、札幌市西区福井3丁目119-1ほかの手稲左股通沿いの土地。店舗名は、仮称「ツルハドラッグ福井3丁目店」。土地は複数の個人所有で、店舗は、札幌や東京で不動産事業を行っているブランチ・オフィス(札幌オフィス・札幌市中央区)が建設して、ツルハが店舗を賃借する。鉄骨造平屋建て、建築面積は約406坪(1341㎡)、延べ床面積約403坪(1330㎡)、店舗面積の合計は約338坪(1117㎡)。オープン予定日は、2024年10月1日。
ツルハの新店舗予定地に隣接して「セブン-イレブン札幌福井3丁目店」があるほか、手稲左股通を挟んだ向かい側には、サッポロドラッグストアー(同・同)が展開する「サツドラ福井店」(福井4丁目3-1)がある。同店は、2017年6月に「東光ストア福井店」跡に居抜き出店したドラッグストア。福井・西野地区では、「サツドラ」が「福井店」と「西野8条店」の2店舗体制を敷いているが、「ツルハドラッグ」は「西野7条店」の1店舗。この地区でのシェア拡大を狙い、仮称「福井3丁目店」を出店する。
こうした、ツルハによる挑戦的な出店は、2014年12月の「千歳高台店」(千歳市高台4丁目3-5)がある。この時も、既存の「サツドラ千歳高台店」(高台5丁目7-12)の道路を挟んだ真正面に出店した。今回の福井地区への出店は、この時以来、10年ぶりの真正面出店となりそう。なお、千歳市高台のドラッグストア真正面対決は、現在も続いている。