「トライアル」、道内で初の駅近ディスカウントストア

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 トライアルカンパニー(本社・福岡市東区)が、北海道で初の駅チカ店舗をオープンさせる。2024年1月末にオープンが予定されている「トライアルスマート琴似店」(札幌市西区琴似4条1丁目1-1、コルテナ1)がそれ。トライアル店舗は現在、道内に28店舗あるが、ほぼ郊外型の広域集客タイプの店舗。今回の店舗は駅チカ・都市型の店舗となりそうで、「トライアル」のイメージを変えそうだ。(写真は、2024年1月下旬オープンが予定されている「トライアルスマート琴似店」)

「トライアルスマート」は、売り場面積約600坪の店舗で、「トライアル」にとっては小型の部類に入る。食品、医薬品、ペット用品、衣料品、日用雑貨、家電などの売れ筋商品をコンパクトに揃えているのが特徴。北海道では、2023年6月7日に新築オープンした「新発寒店」(札幌市手稲区)に次いで、道内2店舗目となる。

 今回の「トライアルスマート琴似店」の出店場所は、JR琴似駅から空中歩廊で繋がる、徒歩4分の商業施設「コルテナ1」の1階。以前は、「スターバックス」を併設した「TSUTAYA札幌琴似店」が入っていたが、2022年11月に17年間の営業を終了、空きスペースになっていた。

 トライアルカンパニーの展開するディスカウントストアは、多くが広域集客の郊外型店舗。北海道でも、旧「カウボーイ」跡や「イトーヨーカドー」跡に出店した店舗をはじめ、新設店舗の多くも週末利用の広域集客をターゲットにしている。今回は、駅チカ物件への居抜き出店となるもの。「イトーヨーカドー琴似店」とも近接しており、これまでのトライアルとは違う客層がターゲットになりそうだ。

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