ホーマック(本社・札幌市)は、24日午前9時に同社最大の大型ホームセンター「スーパーデポ厚別東店」(札幌市厚別区厚別東5条1丁目)をプレオープンした。店舗面積は1~2階合わせて約1万6500㎡。アミューズメント施設の「キャッツアイ新札幌店」も併設している。今日24日は近隣住民を対象にした先行オープンで、明日25日がグランドオープンとなる。(プレオープンしたキャッアイ新札幌店と一体のスーパーデポ厚別東店=写真左、多くの来店客で賑わう店内=写真右)
「スーパーデポ厚別東店」の1階は園芸用品やペット関連、日用雑貨、自転車、DIY・プロ用の大工用品、食品といった従来のフォーマットを採用した売場で店舗面積は約9600㎡。
2階の約6800㎡は、インテリアとリフォームの専門店「ホーマックおうちスタイル」で初導入した売場。「おうちスタイル」は、これまで春光店(旭川市花咲町)と石川店(函館市石川町)の2店舗を展開してきたが、リフォームが中心でインテリアと組み合わせたタイプは厚別東店が1号店になる。
新築やリフォーム、増改築に合わせて家具や内装品を提案していく売場で、30~50代のファミリー層をターゲットにする。家具インテリアで全国チェーン展開するニトリとの違いについて、「ニトリはどちらかというとシングルライフを応援する家具インテリアが多いが、当社はファミリー層が対象」(ホーマック関係者)として棲み分けを図る。
価格も低価格を指向せず、中高価格帯で本格的なベッド、ソファー、収納家具などを揃えた。
ホーマックでは、5月下旬にもこうした「おうちスタイル」の売場を備えた新業態の大型ホームセンター「スーパーデポ発寒追分通店」をオープンする予定。
札幌市内で店舗面積1万㎡を超える大型ホームセンターとして、3月にはLIXILビバ(本社・埼玉県上尾市)が札幌市手稲区に「スーパービバホーム手稲富丘店」をオープンさせているが、ホーマックは新たに家具インテリアを本格販売することで差別化を進めていく。