札幌・大通ゾーンに「ユニクロ」、「ジーユー」が戻ってくる。2023年5月に閉館した「ピヴォ」(南2西4)内にあった2店舗は、同年11月17日(金)、「札幌三越」(南1西3)内に出店する。閉店から半年、大通ゾーンから消えていた2ブランドが復活する。(写真は、「ユニクロ」と「ジーユー」が出店する「札幌三越」)
ファーストリテイリング(本社・山口県山口市、六本木本部・東京都港区、有明本部・同都江東区)子会社のユニクロ(同・同、東京本部・同、同・同)とジーユー(本社・東京都江東区)が展開する「ユニクロ」と「ジーユー」は、札幌中心部には意外にも店舗が少ない。JR札幌駅前ゾーンでは「エスタ」(北5西2)内に入っていた2店舗が、今年8月末の「エスタ」閉館に伴い、翌9月初旬に揃って「東急百貨店さっぽろ店」(北4西2)7階に移転オープンした。
大通ゾーンでは、「ピヴォ」内で揃って展開していたが、「ピヴォ」が今年5月中旬に閉館したこと伴って、大通ゾーンから2ブランドが消えた。駅前ゾーンは閉店から移転開店まで1週間だったが、大通ゾーンは店舗復活までに半年間を擁したことになるが、ようやく「札幌三越店」10階に揃って復活出店する。
これによって「ユニクロ」と「ジーユー」は、札幌中心部で駅前と大通の2拠点、2店舗体制を復活させるが、奇しくも2拠点ともに百貨店内への出店になる。新しい商業施設「moyuk SAPPORO」(南2西3)や「COCONO SUSUKINO」(南4西4)ではなく、既存百貨店を出店場所に選択したユニクロとジーユーには、したたかなブランド戦略がありそうだ。