衣服・生活雑貨・食品などの「無印良品」が、「コープさっぽろ藤野店」(札幌市南区藤野3条6丁目2-1)の1階に、2023年11月下旬にオープンする。コープさっぽろの既存店に「無印良品」が入るのは初めてで、札幌市南区には再出店となる(真駒内の商業施設「ミュークリスタル」地下1階にかつて「真駒内店」が営業していた)。(写真は、営業しながら「無印良品」売り場を整備している「コープさっぽろ藤野店」)
「コープさっぽろ藤野店」の1階にあった「ファッション市場サンキ」が2階に移り、空いたスペースに「無印良品」が入る。現在、オープンに向けた改装作業が進んでいる。コープさっぽろと「無印良品」を展開する良品計画(本社・東京都豊島区)は、協業関係を強めている。「宅配トドック」の取り扱い品目に「無印良品」を加えているほか、配送分野でも協調体制の構築を狙っている。
店舗部門でも2021年11月にオープンした「コープさっぽろやまはな店」(札幌市中央区)の2階に「無印良品」が入ったのを皮切りに出店が増えている。2022年10月オープンの「コープさっぽろそうえん店」(同)2階、2023年7月に建て替えオープンした「きたひろしま店」(北広島市)の2階にも入った。また、移転のために空き店舗になっていた旧「コープさっぽろしずない店」(日高郡新ひだか町)を全面的にリノベーション、2023年5月に日高管内初の「無印良品」を誘致した。
今回は、コープさっぽろ既存店のスペースを使って「無印良品」を誘致する初めてのケース。店舗外壁を「やまはな店」や「そうえん店」のようなカラーリングにリニューアル、「コープさっぽろ&無印良品」の店舗テイストを発信する。2024年は「コープさっぽろ岩見沢南店」(岩見沢市)の敷地内に「無印良品」店舗を新設、こちらは既存店敷地を使った「無印良品」誘致の初めてのケースになる。
※2023年10月16日記事一部訂正しました。札幌市南区初出店と記載していましたが、読者から真駒内ミュークリスタル内に「無印良品」店舗が営業していた時期がある、と指摘をいただきました。お詫びして訂正いたします。