イオン北海道(本社・札幌市白石区)は、2023年10月25日(水)9時に「マックスバリュ山鼻店」(同市中央区南10条西11丁目1-4)をオープンさせる。石山通沿いにあった、カトリック山鼻教会の建て替えに伴って生じた余剰地を賃借して、同社が店舗を建設した。(写真は、2023年10月25日にオープンする「マックスバリュ山鼻店」)

 店舗は2階建てで、1階が駐車場(収容台数約70台)、2階が売り場。車の出入り口は、石山通側と西12丁目線側の2ヵ所。売り場面積は約527坪(約1740㎡)。1階から2階への動線は、エスカレーターとエレベーター。
 デリカ売り場では、町の洋食屋をイメージした「ふらいぱん亭」を導入、ハンバーグ、チーズ焼など4種類を揃え、雑穀ごはんなど弁当はユーカリの木で作った紙トレーを使う。インストアベーカリー売り場では、店内調理した焼きたてパンを種類豊富に品揃え。専用オーブンで焼き上げたピザや専用機器を使用した、サクサク食感のクロワッサン、江別産小麦を使用した食パン「江別小麦の常食宣言」も用意する。

 農産売り場には、産地直送の野菜・果物を常時品揃え、水産売り場には小樽近郊産の魚介類を直送、それら鮮度の良いネタを使用したお造り、握り寿司、どんぶりを展開する。畜産売り場では、霜降りが特徴の帯広牛「BLENDED BEEF」を展開、豚肉コーナーでは道南生まれ、道南育ちで肉質が良い純デュロック種の「道南レッドポーク」、馬刺しやエゾシカなども冷凍で品揃えする。

 日配品売り場では、剣淵町のゴトウくんせいのスモークドチキンやスモークドエッグ、余市町の南保留太郎商店のほっけ燻製、豆腐燻製など、こだわり商品を提供する。チーズ売り場では、ブルーチーズや4ヵ国6種類の一口チーズを詰め込んだ「チーズコレクションアソート」など家飲み需要に対応する。リカー売り場には、クラフトビールや道内各地のワインをコーナー化する。

 レジ周りは、フルセルフレジ8台、支払いセルフレジ5台(精算機10台)を導入して、レジ待ち時間の短縮を図る。また、電子棚札も取り入れ、タイムリーに価格が表示できるようにする。「マックスバリュ山鼻店」は、石山通沿いのアークス本社(南13条西11丁目2-32)やラルズ本社(同)、「スーパーアークス山鼻店」(南12条西11丁目2-10)にも近く、いわばアークスグループのお膝元への出店となる。そのことについて、アークスの横山清社長は、「競合による成長を目指していきたい」とコメントした。


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