希少な「緑と黄のダイソー」閉店続く、「札幌北野店」「小樽長橋店」も

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「ピンクのダイソー」ではなく、希少な「緑と黄のダイソー」を展開する青五(本社・広島県福山市)は、北海道の店舗を相次いで閉店する。2023年8月15日の「江別幸町店」(江別市)に続き、8月31日(木)に「札幌北野店」(札幌市清田区)、9月10日(日)には「小樽長橋店」(小樽市)も閉店する。これにより、青五が展開する道内の店舗は、11店舗になる。(写真は、2023年8月31日に閉店する「ダイソー&アオヤマ100YEN PLAZA札幌北野店」)

「緑と黄のダイソー」の名称は、「ダイソー&アオヤマ100YEN PLAZA」。運営している青五は資本金2億円、青山商事(本社・広島県福山市)40%、「ダイソー」の大創産業(同・同県東広島市)35%、青山商事現社長の青山理氏が25%をそれぞれ出資している。同じ広島県の企業同士の合弁企業で、「ダイソー」の代理店としてFC(フランチャイズ)店舗を展開、青五の名称の由来は、青山商事創業者の青山五郎から引用している。

 8月15日の「江別幸店」に続いて閉店する「札幌北野店」(清田区北野3条2丁目13-65)は、北野通と面した2階建てシンエイビルの1階にあり、「セカンドアウトドア北野店」と軒を連ねている。2007年にオープンしたが、16年で営業を終える。隣接の商業施設には「DCM北野通店」や「ホダカ北野通店」、「スーパーアークス北野店」のほか、青山商事の子会社glob(本社・広島県福山市)がFC展開している「焼肉きんぐ北野通り店」がある。

 9月10日に閉店する「小樽長橋店」(長橋4丁目7-1)は、旧国道沿いで「洋服の青山」店舗跡を利用している。青五は、リニューアルに際して「ピンクのダイソー」に衣替えするケースもあり、「緑と黄のダイソー」は今や希少。青五が展開する道内店舗は、「函館桔梗店」(函館市)、「旭川忠和店」、「旭川末広店」、「永山シーナ店」(旭川市)、「稚内店」(稚内市)、「釧路貝塚店」(釧路市)、「釧路睦店」(釧路郡釧路町)、「札幌菊水元町店」(札幌市白石区)、「札幌西岡店」(同市南区)、「札幌元町店」(同市東区)、「留萌店」(留萌市)の11店舗になる。

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