ドラッグストアの「ココカラファイン」が札幌市北区に新川店(仮称)を新設、全国4位の大手ドラッグストアが札幌本格進出

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 ドラッグストア業界全国4位のココカラファイン(本社・横浜市)は、札幌市北区に「ココカラファイン新川店(仮称)」を新設する。札幌市内のドラッグストアは、ツルハとサッポロドラッグストアー、アインファーマシーズの地元勢がしのぎを削っている。ココカラファインは小樽市本社のスズラン薬局を統合、道内への出店を加速する考えで新川店は新設の第1号店。「ココカラファイン」のストアネームを持つドラッグストアは居抜き出店した4店舗と合わせ道内5店舗目になる。(写真は、ココカラファイン新川店(仮称)が建設される土地。2013年4月3日撮影)
 
 新設されるココカラファイン新川店は、コープさっぽろ新川店が一昨年まで営業していた札幌市北区北28条西13丁目の角地。
 コープ店舗の閉店後に建物が取り壊され、現在は更地になっている。敷地面積は、約3300㎡でここに土地所有者の泰新(札幌市)が店舗建屋を建設、ココカラファインが20年間の定期借地権を設定して店舗を構える。
 
 店舗面積は、1254㎡で駐車可能台数は42台。大規模小売店舗立地法に基づく届け出を4月中に札幌市に行い、年内にもオープンさせる。
 
 住宅に囲まれた立地で需要が見込めるため、ツルハが出店を検討したりアインファーマシーズが医療モールでの進出を構想したが、最終的にココカラファインの出店が決まった。
 
 持ち株会社のココカラファインは、今年4月1日に傘下のセイジョー、セガミ、ジップ、ライフォートを合併して事業会社ココカラファインヘルスケアを設立した。スズラン薬局もここに合流。2013年3月期のココカラファインの売上高は約3342億円を予想している。道内には調剤薬局を含めて29店舗を展開。
 
 道内で「ココカラファイン」のストアネームを持つドラッグストアは、函館美原店(函館市美原)、東区本町店(札幌市東区本町2条8丁目)、狸小路店(同市中央区南3西1)、旭川末広店(旭川市末広東1条7丁目)の4店舗があるが、いずれも居抜きによる出店。新設店舗としては新川店が初となる。新川店での取扱いはドラッグ関連のみで食料品は扱わない。
 新設する新川店の近隣には、ツルハ新道西店(北区北32条西10丁目)がある。

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