アークス子会社ベルジョイス、遠野市のみずかみと株式譲渡契約締結

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 アークス(本社・札幌市中央区)子会社のベルジョイス(同・岩手県盛岡市)は2023年8月17日、みずかみ(同・同県遠野市)との経営統合に関わる株式譲渡契約を締結した。3者は、同年5月2日に経営統合の基本合意をしていた。同年9月1日にみずかみは、ベルジョイスの完全子会社になる。(写真は、みずかみのホームページトップ画面=アクティマーケットプレイス遠野店)

 みずかみは、1967年4月創業(1989年7月設立)のスーパーマーケット。現在、岩手県内陸部と沿岸部で4店舗を展開、売上高と純利益は、2021年2月期38億500万円、800万円、2022年2月期35億6500万円、1300万円、2023年2月期34億5400万円、600万円。従業員数は155人(2023年2月末)。スーパーマーケットの経営環境は今後も厳しい状況が続くとして、アークスとの間で経営統合の基本合意をしていた。

 以降、3ヵ月の間で資産再査定などを実施、株式の取得価格などを決めた(非開示)。ベルジョイスは、みずかみの株主である、小時田繁社長ら一族の所有する412株を全株取得する。経営統合後には、ベルジョイス社長兼営業本部長、アークス執行役員の澤田司氏がみずかみの社長を兼務、ベルジョイス取締役執行役員営業本部店舗運営部ゼネラルマネジャー(GM)の女鹿剛氏が常務取締役を兼務する。みずかみの小時田繁社長は顧問に就任する。

 アークスは当初、経営統合の実施日を2023年7月4日以降としていたが、9月1日に正式決定した。

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