札幌の南2西3南西地区市街地再開発組合(久保田雅彦理事長)は、2023年7月20日(木)にグランドオープンさせる「moyuk SAPPORO」の商業施設フロア(地下2階~地上3階)と7階スカイガーデンの内覧会を、同年7月10日に行った。※動画はこちらの画像↓をクリックしてご覧ください。
(写真は、「moyuk SAPPORO」内覧会で挨拶する南2西3南西地区市街地再開発組合の高野泰樹事務局長=右と藤田美智代館長)
(写真は、準備作業が進む「moyuk SAPPORO」地下2階の飲食フロア)
「moyuk SAPPORO」は、札幌市中央区南2条西3丁目20にあった、サンデパートを含む周辺を一体的に再開発して誕生した複合商業施設。地下2階、地上28階建てで、地下2階から地上3階までが飲食・物販、クリニック、銀行などの商業・業務施設、4階から6階が都市型水族館「AOAO SAPPORO」、上層階が分譲マンション。敷地面積約1120坪(約3698㎡)、建築面積約993坪(約3280㎡)、延べ床面積約1万3215坪(約4万3610㎡)。
内覧会の挨拶で、同市街地再開発組合の高野泰樹事務局長は、「再開発構想は約半世紀前からあったが、ゆっくりと歩んで7月20日にグランドオープンを迎えることになった。私も、約30年近くこの事業に関わってきたが、おそらく数ある再開発事業の中では最も長い再開発だろう。それだけに、感慨深いものがある」と述べた。続けて、「5年前の着工時には、道内外から多くのテナントの問い合わせがあったが、コロナ禍になりテナントの出店熱が一気に冷え込み、本当にオープンできるのかと関係者は頭を悩ませた。そんな中でも、立地のポテンシャルが魅力だと意欲的なテナントが手を挙げてくれ、オープンを迎えることにできた」とテナント集めに苦労した点を強調した。
(写真は、7階スカイガーデン)
(写真は、1階フロア)
続いて、「moyuk SAPPORO」運営事務所の藤田美智代館長が施設概要を紹介、「コンセプトはHYGGE(ヒュッゲ、デンマーク語で居心地の良い空間、楽しい時間のこと)~街と自然がグラデーションでつながる~です。23歳~43歳のミレニアル世代を中心に、買い物や食事はもちろんのこと、札幌市民の憩いの場として市内中心地のサードプレイスを目指したい。コミュニケーションメッセージは、『わたしモユク、あなたモユク』です」と話した。
内覧会では、市内が望める7階スカイガーデンをはじめ、開業準備に追われる3階の「ソニーストア」や1階の「金子眼鏡店」、2階のダイソー「Standard Products」、地下1階の「サツドラ」、地下2階飲食ゾーンなどが紹介された。「moyuk SAPPORO」では、7月18日(火)にプレオープンを行うが、入館条件は、「moyuk SAPPORO」のLINE公式アカウントを友達登録すること。当日、受付でLINEのトーク画面を確認する。友達登録を行わない場合は入館できない。
なお、オープン日のテナント入居率は約9割で、約1割はテナントが未定で募集している。1階には荷捌き場、地下1階と地下2階には駐輪場も整備された。
(写真は、1階駅前通側に掲示されているテナント募集の告知)