南2西3南西地区市街地再開発組合(札幌市中央区、久保田雅彦理事長)は、「moyuk SAPPORO」(同市同区南2条西3丁目)のラッピング路面電車の運行を2023年9月1日から開始した。同市街地再開発組合と一般財団法人札幌市交通事業振興公社とパートナー契約をしたことにより、今回の企画が実現した。※動画はこちらの画像↓をクリックしてご覧ください。

(写真は、「moyuk SAPPORO」ラッピング電車の出発式。左から南2西3南西地区市街地再開発組合・久保田雅彦理事長、札幌市交通事業振興公社・藤井透理事長)

 このラッピング路面電車は、車体の片側に「moyuk SAPPORO」のデザイン、もう片側には「AOAO SAPPORO」のデザインが描かれている。それぞれのテーマである、自然と公共との調和などをモチーフにデザインされている。

 2023年9月1日、すすきの電停貸切電車停留所で出発式が行われた。久保田理事長は、「7月20日にグランドオープンをして以降、連日、私たちの予想を超えるお客さまにご来館いただき、期待の大きさを痛感している。9月13日には地下2階にラーメンのあじさい、28日には3階にロフトがオープンし、さらに見どころが増える。moyuk SAPPOROの名前も急速に認知されているが、このラッピング電車で1日中、街なかを走って施設の宣伝をすることはとても楽しみ。先行して走っているAOAO SAPPORO号とこちらのmoyuk SAPPORO号を見かけたら、ぜひ手を振っていただきご乗車いただきたく思います」と挨拶した。

 続いて、札幌市交通事業振興公社の藤井透理事長が、「札幌中心部の再開発が進む中、一足先にmoyuk SAPPOROが誕生した。綺麗なラッピング電車で街なかを走り、多くの方々がmoyuk SAPPORO、AOAO SAPPOROに足を運ばれることを願っている。路面電車ともども、街を盛り上げていければと思う」と話した。その後、雨の中、テープカットが行われ運行開始を祝った。
 


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