ワクワクする非日常感とオーソドックスな日常感を融合させた、スーパーマーケットが誕生した。2023年6月30日にオープンした、コープさっぽろ(本部・札幌市西区)の「きたひろしま店」(北広島市中央3丁目24-4)がそれ。旧店舗の建て替え新店で、「エスコンフィールド北海道」に最も近いスーパーとして、日本ハム関連商品のコーナーも設けた。チャレンジングなスーパーとして地域住民、観戦客、近く開設されるアウトドア施設向けBBQ需要も狙う。※動画はこちらの画像↓をクリックしてご覧ください。

(写真は、2023年6月30日にオープンした「コープさっぽろ きたひろしま店」)
(写真は、惣菜コーナー)

 正面入り口を入るとスイーツ売り場、惣菜売り場、生鮮売り場へと動線が延びる。白を基調とした装飾とバックヤードの従業員が働く姿がガラス越しに見える臨場感は、今やコープさっぽろが手掛けるスーパーの一番の見せどころになっている。「きたひろしま店」では、買い物客の“つかみ”を高める取り組みが随所に散りばめられている。

(写真は、「いなぞう」コーナー)
(写真は、「トドック焼き」コーナー)

 店内製造の和菓子スイーツブランドとして新たに開発した「いなぞう」の商品群も“つかみ”の一つ。この店舗が初登場でコープが手掛ける宅配キャラクターである「トドック」型の人形焼を揃え、中にあんこが入った「はら黒トドック焼き」、「布団がふっ飛んだ!トド焼き」など、ネーミングにも遊び感覚を取り入れ、買い物客とのワクワク感の共有化に工夫を凝らす。

(写真は、日ハム商品のエンドコンドラ)
(写真は、ファイターズコラボ商品などを揃えた道産おすすめコーナー)

 惣菜売り場は、青果、水産、畜産の各部署が手掛ける“大惣菜化プロジェクト”の商品を棚と平台で展開、発酵食品を使った「糀郎(こうじろう)」シリーズや衣を一つひとつ手付けして店内で揚げた北海道産ほっけフライや北海道産チキンかつなどの「あげ丸」シリーズも新しく導入した。水産コーナーでは、真空冷凍品を「西岡店」(札幌市南区)に次いで2店舗目の取り扱いを開始、冷凍食品コーナーはコープ店舗の中で最大の売り場面積とした。

(写真は、発酵食品を使った「糀郎」コーナー)
(写真は、BBQ商品を集めたエンドコンドラ)

「エスコンフィールド北海道」に一番近いスーパーということもあって、日ハム商品をエンドコンドラに展開、デジタルサイネージによるプロモーションも展開、球場の模型を設置して、日ハムのピザなどを揃えた棚やファイターズコラボ商品を集めた道産おすすめコーナーなども設置した。

(写真は、水産の真空冷凍商品のコーナー)
(写真は、賑わう店内)

 BBQ商品を集めたコンドラも展開しており、今秋に近くの輪厚川沿いに整備されるアウトドア施設などキャンプ需要を取り込むことも狙う。売り場面積は、約674坪(2225㎡)、ドラッグコーナーも展開している。従業員は、パート・アルバイトを含めて104人で対応。年間供給高は22億円以上を計画する。渡部宣義店長は、「建て替えにあたって旧店舗の利用組合員にアンケートを取り、できる限り要望を取り入れた店舗になっています。コープの600坪級店舗よりもSKU(在庫保管単位)は多く、幅広い組合員の需要に応えたい。観戦に訪れる人たちのニーズにも応えられる品揃えにしています」と話している。なお、2階に入る「無印良品」は2023年7月7日(金)にオープンする。


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