コープさっぽろが帯広でメガソーラー発電開始、建設資金の一部を組合債で調達し2基合計1・96メガワットの出力

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 コープさっぽろ(本部・札幌市)が昨年から建設を進めていた帯広市内のメガソーラー施設が完成、21日に竣工式を行った。出力1・21メガ㍗と0・75メガ㍗の2基に分かれ年間発電量はそれぞれ135万㌔㍗時と82・4万㌔㍗時。全量、北海道電力に売電する。建設費7億5000万円のうち3億円をメガソーラー債という組合債で賄った。(写真は、『コープ・市民ソーラーとちか南町発電所』のテープカットと完成した発電施設)
 
 完成したメガソーラー施設は、「コープ・市民ソーラーとかち南町発電所」(帯広市南町6線48―1)と「コープ・市民ソーラーとかち川西発電所」(同市川西基線24番地)の2基。土地面積は、それぞれ1万1719㎡と6039㎡でいずれも個人所有地をコープさっぽろが20年間の定期借地権で賃借した。
 
 メガソーラー事業は、コープさっぽろの100%子会社、エネコープ(本社・札幌市)が担当。「南町発電所」の太陽光パネルは伊藤組と台湾の合弁会社「伊藤組モテック」社製を5040枚、「川西発電所」は中国の「BYD」社製を3136枚使った。
 発電総量は、約220万㌔㍗時で一般家庭600戸分に相当する。
 21日に行われた「南町発電所」での竣工式には、コープさっぽろ・エネコープ関係者のほか十勝総合振興局産業推進部の佐々木伸部長や帯広市役所環境モデル都市推進室小松肇室長、伊藤組モテック、日新電機、北海道電気工事、毎日交通、土地所有者など40人が参加した。

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