マックスバリュ北海道(本社・札幌市)は19日、「琴似3条店」(札幌市西区琴似3条7丁目)をリニューアルオープンした。デリカ部門を一ヵ所にまとめてゾーンニング、惣菜や温めるだけですぐに食べられる食材、パン類、冷凍食品などの品揃えを強化した。3月2日にリニューアルした新琴似店(同市北区新琴似10条2丁目)を踏襲した改装で、今後も既存のマックスバリュ店舗のデリカ部門強化を継続していく。(写真は、リニューアルした琴似3条店とデリカ部門をゾーニングした売場)
「琴似3条店」は、2003年10月にオープンした店舗でツルハなどとの商業集積がある。同社のマックスバリュ店舗の中でも収益は中位に位置され堅実な利益を上げている。売場面積は、約1300㎡。
オープン以来、初のリニューアルのポイントはデリカ部門を一ヵ所にまとめて買い回り性を高めたこと。これまでは野菜類や魚類、肉類の部門別にコーナーを作りそこにすぐに食べられる食材を陳列していたが、リニューアルによって温めるだけで食べられるレディー・トー・イートの食材を惣菜とともにゾーニングすることにより利便性を高めるようにした。
レディー・トー・イートの食材は、イオンのPB(プライベートブランド)とともにNB(ナショナルブランド)も同じ棚に陳列し消費者の選択の幅を広げている。
惣菜を中心とするデリカ部門の強化は、各食品スーパーが取り組んでおり、「琴似3条店」のリニューアルは新琴似店に次ぐもの。
同社は、同様のリニューアルを既存マックスバリュ店舗で継続していく。