ローソン(本社・東京都品川区)は2023年5月23日、日本で最北の街、稚内市に出店することを明らかにした。同社によると、8月上旬に2店舗を出店する。さらに店舗数を増やすことについては未定とした。(稚内市にも「ローソン」が登場する=写真は札幌市内の「ローソン」看板)
ローソンは、稚内出店について「店舗のない地域については、常に出店を検討している。今回、出店が具体化し、お客さまの利便性向上にお役に立つことができる」(広報)としている。出店場所は、栄5丁目とこまどり5丁目で、6月1日に着工、8月上旬に2店舗をオープンさせる。
店舗は、通常タイプの「ローソン」でFC(フランチャイズ)運営。「まちかど厨房」を設け、サンドイッチ、弁当、惣菜などの店内調理を行う。また、「無印良品」コーナーも設置する。「成城石井」商品の取り扱いについては未定。配送は、旭川から行う。「ローソン」の北限店舗は、これまで、オホーツク海側の「ローソン紋別雄武町店」(紋別郡雄武町)だった。
稚内市には、セコマ(本社・札幌市中央区)子会社のセイコーマート(同・同)が運営する「セイコーマート」が18店舗展開している。これまで全国系コンビニエンスストアは出店していなかった。ちなみにセブンーイレブン・ジャパン(同・東京都千代田区)は、「セブンーイレブン美深西1条店」(中川郡美深町)が最北の店舗で、ファミリマート(本社・東京都港区)は、中空知の滝川市以北に出店していない。