アークス(本社・札幌市)は13日、同社役員人事と子会社の組織変更、役員人事を発表した。子会社の道南ラルズ(本社・函館市)社長に土手光三専務(55)が昇格、同じく子会社のラルズ(本社・札幌市)社長を務め現在副会長の齋藤弘氏(70)は非常勤の相談役に退く。いずれも5月14日付。また、ラルズは2本部制(営業本部、管理本部)を1本部制(営業本部)に同日付で改編する。(詳細は、本サイトのアークスバナーをクリックし同社の最新更新情報を参照)
 
 道南ラルズ社長に就任する土手専務は、1981年4月に大丸スーパー(現アークス)入社。2002年11月ラルズ第2運営部ゼネラルマネジャー、03年12月道南ラルズ出向、04年2月取締役店舗運営部ゼネラルマネジャー、05年5月常務、09年8月に専務に就任していた。土手専務の昇格に伴い、馬場利昭代表取締役社長は退任する。
 
 ラルズ副会長を退き非常勤相談役に付く齋藤氏は、67年4月大丸スーパー入社。01年5月ラルズ取締役副社長営業本部長、03年5月同社代表取締役副社長、07年5月に社長に就任し12年5月代表取締役副会長、今年3月1日付で代表権のない副会長に就いていた。齋藤氏は北大水産学部卒で、横山清アークス社長(ラルズ会長を兼務、77)と同窓。大丸スーパーから金市舘と合併してラルズになって以降も営業の一線を指揮、横山会長とのコンビでアークス誕生の布石を作った。
 
 齋藤氏は、兼務していた道南ラルズ、道東ラルズの代表取締役副会長も5月14日付で、アークスの取締役執行役員は同月23日付で退任する。
 
 ラルズの組織変更は営業本部と管理本部の2本部制を営業本部の1本部制に改め、営業本部商品統括部内に生鮮食品グループ、一般食品グループを新設、営業改革プロジェクトを解消しスーパーバイザー部に統合する。管理本部が担っていた経理、人事業務等を昨年10月にアークスに新設した事務集中センターに移管して管理業務の効率化を図る。
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