ダイイチ(本社・帯広市)の2023年9月期第2四半期(2022年10月1日~2023年3月31日)決算は、売上高240億8400万円、営業利益10億4400万円となり、前年同期比3・6%の増収、21・3%の営業増益になった。純利益も同22・5%増の7億1800万円だった。(写真は、運営が軌道に乗り収益増に貢献した「平岸店」)

 2021年11月に札幌市豊平区にオープンした「平岸店」が軌道に乗ったことに加え、地域別、店舗別の販売戦略、価格戦略、品揃え強化などが奏功して、売り上げが前年同期に比べて3・6%増加した。地域別では、帯広ブロック9店舗が同1・5%増の100億200万円、旭川ブロック7店舗が同2・9%増の69億3200万円、札幌ブロック6店舗は同7・3%増の71億4600万円になった。移動スーパーの「とくし丸」は3月末で15台が稼働している。
 
 売上総利益率(粗利率)は、25・1%となり、同0・9ポイント改善、売上高営業利益率は4・3%と同0・7ポイント改善したが、2021年9月期第2四半期の4・8%には届いていない。販売費および一般管理費は、人件費の増加、水道光熱費の増加により52億9000万円と同5%増加したが、売り上げ増による売上総利益の増加によって吸収、営業利益増に繋がった。

 客数は前年同期比1・3%増加、客単価は同2・3%の増加、1点単価は同4・9%の増加になった。1人当たりの買い上げ点数は11・92点で、同2・5%減少した。2023年9月期の業績予想は、売上高464億8600万円、営業利益15億100万円、純利益9億4600万円で、前期比0・2%の減収、20・3%の営業減益、18・6%の純利益減と堅めにみている。年間配当は、1円増の21円を予想している。



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