木野農協が「無印良品」の店舗建設、道東初の単独店舗で街制作室が設計

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 良品計画(本社・東京都豊島区)は、道東初の「無印良品」を2023年10月にも出店する。出店場所は、河東郡音更町木野大通西7丁目1番地24の旧「ツルハドラッグ木野店」跡。鉄骨部分を生かして増設リニューアルする。(写真は、旧ツルハ店舗の鉄骨を利用してリノベーションが進む「無印良品」の新店舗)

「無印良品」が出店する建物は、木野農協(河東郡音更町)が所有している旧「ツルハドラッグ木野店」。ツルハ(本社・札幌市東区)は、昨年11月に旧店舗のすぐ北側に新店舗「ツルハドラッグ音更木野店」をオープンさせており(店舗設置者は北海道リース)、木野農協は、旧建物をリノベーションするとともに増設して「無印良品」に賃貸する。

 店舗のリノベーションは、今年2月20日頃から始まっており、現在は鉄骨がむき出しになっている状態。この鉄骨は、建設当初のもので、今後、外壁、内部造作などの工事に着手する。また、同時に建築面積約303坪(約1000㎡)の建物も新築する予定で、店舗面積は旧店舗を合わせて約541坪(約1787㎡)になる。建築主は木野農協、設計は街制作室(本社・札幌市中央区)、施工は萩原建設工業(同・帯広市)。工期は2023年9月30日まで。

「無印良品」は、毎日の生活に必要な日用品や食品を中心とした独自ブランド商品を開発、製造、販売しており、道内では、札幌圏で「コープさっぽろ」の2階建て新店舗の2階に出店するなど、食品スーパーとのコラボ出店を増やしている。

 今回の店舗も、木野農協が展開する食品スーパー「Hapio」の北側隣接地で、「食品スーパー+無印良品」の出店モデルを踏襲する。「Hapio」南側の旧ガーデニング・資材店舗跡には、昨年11月、アトリエ・モリヒコ(本社・札幌市白石区)が展開するコーヒー店MORIHICO.の監修による「木野の森珈琲店」がオープンしている。「無印良品」が加わることで、さらに地域の魅力向上と集客アップを狙う。

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