サツドラホールディングス(HD、本社・札幌市東区)は、石狩郡当別町と協働でデジタル技術を活用した教育環境や生活環境の整備などを進めるため、包括連携協定を締結した。(写真は、サツドラHDと当別町の包括連携協定締結式。左から、三澤吏佐子・当別町教育委員会教育長、後藤正洋・当別町長、富山浩樹・サツドラHD社長兼CEO、東海林拓・シーラクンス社長=サツドラHD提供)
サツドラHDのグループ会社シーラクンス(本社・札幌市東区)では、今年度から当別町内の小中学生向けICT(情報通信技術)教育の推進を進めており、講師派遣やプログラミングの短期キャンプなどを実施してきた。今後も継続時に児童生徒に向けて、情報モラルやICTリテラシー、情報セキュリティ教育、プログラミング思考の習得、育成を行うとともに、デジタル技術を生かしたまちづくりにも協働で取り組んでいくため、包括連携協定を締結することにした。
協定締結式は、2月7日に「北欧の風 道の駅とうべつ」スウェーデン館で行われ、当別町の後藤正洋町長とサツドラHDの富山浩樹社長兼CEOが協定書に署名した。
後藤町長は、「サツドラHDとの連携により、西当別地区の再開発や地域経済のデジタル化、DX化を推進して地域課題を複合的に解決していきたい。また、幼稚園教育の中でデジタル教育を進め、基礎教育の在り方を変える挑戦を始めたい」と述べた。
富山社長兼CEOは、「町と一体となって持続可能な新しいまちづくりのモデルづくりにチャレンジして、成功例を全国に発信したい。当別町民の生活が豊かになり、暮らしていて良かったと思えるように努力したい」と話した。
また、締結式に同席した当別町教育委員会の三澤吏佐子教育長は、「まちに人を呼び込む施策の中で教育は重要な柱。昨年4月に開校したとうべつ学園は小中一貫教育の拠点。協定締結によって当別町ならではの教育創出に一緒に取り組みたい」と語った。シーラクンスの東海林拓社長は、「昨年からデジテル教育に関わるようになったが、協定締結を機に質の高いデジタルプログラミング教育を展開、教育を軸にした生活満足度の向上につなげ、移住定住のお役に立てれば嬉しい」と述べた。
サツドラHDでは現在、「当別店」(弥生1番地4)を展開しているが、新たに新店舗も設ける予定。