イオン北海道(本社・札幌市)とマックスバリュ北海道(同・同)のイオングループ2社は2013年1月の売上高推移を明らかにした。イオン北海道は全店ベースで昨年1月を上回ったが既存店では0・6ポイントのマイナス、一方マックスバリュ北海道は全店、既存店ともに106%を達成。マックスバリュ北海道が106台に乗せたのは今期(2013年2月期)に入って以降5回目。(写真は、マックスバリュ北海道の売上げを牽引する「ザ・ビッグ」店舗)
イオン北海道の1月売上高は、全体では既存店99・4%、全店100・2%。分野別にみると、衣料が既存店98・5%、全店98・5%で食品は既存店101・4%、全店102・7%、住居・余暇が既存店97・9%、全店98・1%となった。
衣料分野と住居・余暇分野は、いずれも前年1月を割り込んだが、食品分野が好調に推移している。これは、イオン春光店など3店舗で激安化売場に業態変更したことや都市型小型食品スーパー3店舗の売上げがオンされたことによるものと見られる。
一方、マックスバリュ北海道は好調を持続。全店では106・7%、既存店では106・4%で今期に入って以降(決算期変更のため昨年2月から今年2月までの13ヵ月変則決算)、現在までオール100越えを達成している。
好調の要因は、新店2店の売上げがオンされたことと「マックスバリュ」店舗から激安業態の「ザ・ビッグ」に転換した店舗が好調のため。消費者の生活防衛ニーズをくみ取った低価格路線が支持されている格好だ。