北海道ボールパーク近くに体験型アウトドア施設、アイビック・スノーピーク・ティムコが国内初整備

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 2023年春に開業する北海道ボールパークFビレッジ近くに、体験型アウトドア施設が誕生する。アウトドア・フィッシング製品卸・小売りのアイビック(本社・札幌市東区)とアウトドア製品製造・販売のスノーピーク(同・新潟県三条市)、フィッシング用品製造・販売のティムコ(同・東京都墨田区)などが合弁で設立したキャンパーズアンドアングラーズ(同・札幌市東区、以下CAA)が手掛ける。第1期オープンは、2023年秋、第2期オープンは、2024年春を予定している。(画像は、仮称CAA北広島のエリア全体鳥瞰図)

 施設名称は、仮称「CAA北広島」。北広島市美沢5丁目1-1にある合田観光商事(本社・札幌市中央区)の「パチンコひまわり北広島店」跡を賃借して整備する。土地面積は約4733坪(1万6046㎡)。既存建物を利用した物販棟と新規に建設する飲食棟を核に、近くを流れる一級河川輪厚川や隣接する北広島レクリエーションの森を利用したキャンプ&フィッシングのアウトドア体験を提供する。駐車場敷地の一部には芝生を張り、物販棟屋上も緑化する。

 物販棟は、約350坪でキャンピングギア、フィッシングギア、アパレルファッションなどで国内最大級の品揃えを実現するアウトドアショップとするほか、道内の体験フィールドのインフォメーション機能、地方創生の発信場所にもする。飲食棟は、約200坪で、アイビックのグループ会社で、CAAにも出資しているアイビック食品(本社・札幌市東区)が「カフェスイーツ&レストラン」を展開する。店内は木を多用した開放的な空間にして、北広島レクリエーションの森が一望できるようにする。

 また、芝生の中でキャンプを張って、飲食も楽しめるようにする。土地と既存建物は所有者で合田観光商事の持ち株会社、ひまわりホールディングス(本社・札幌市中央区)から賃借、新設建物はリースバックで対応、投資負担を数億円に抑える。駐車台数は約200台。物販棟は2023年9月頃、飲食棟は2023年5月頃にオープンさせる。

 CAAの牧野良彦副社長(アイビック社長)は、「輪厚川にはヤマメ、ニジマスがおり、地元の小中学生や幼稚園児を集めた環境学習なども行うほか、安全、安心に釣りが楽しめる体験を提供したい。北海道は世界に負けないアウトドアフィールドがある。北広島はその価値を訴求できる第1号拠点としてハード、ソフトを整備、全世界の人々に味わってもらいたい」と話した。

 上野正三北広島市長は、「施設が整備される場所は、明治17年に水田開拓が始まった歴史のある土地。当市は、『自然と創造が調和した豊かな都市』をまちづくりのテーマにしており、今回の事業展開はそれに合致する。北海道ボールパークFビレッジとともに、北広島市の魅力・価値向上に繋がり、市民の期待も大きい」と述べた。CAAによると、アウトドアショップとアウトドアの体験、食、体験フィールドの発信の機能などを集約した施設は、国内初としている。
※2023年2月1日記事一部修正しました。

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