イオン北海道(本社・札幌市白石区)は、11月18日(金)9時に「マックスバリュ音更店」(河東郡音更町木野大通東10丁目6-27)をオープンさせる。音更町にはイオン系列だったいちまるの「ルーキーいちまる」店舗があったが、2019年7月に閉店しており、3年ぶりの復活出店になる。(写真は、「マックスバリュ音更店」の外観=同社ニュースリリースより)

 音更町は、帯広市に隣接しており人口は約4万3000人、世帯数は約2万世帯。道内町村の中で最も人口が多く、2人以上の世帯比率が北海道平均よりも高い特徴がある。イオン北海道の前身、マックスバリュ北海道が吸収合併したいちまるが、同町内で「ルーキーいちまる」を展開していたが、既に閉店。新生イオン北海道になって復活出店を果たした。マックスバリュ北海道時代を含めてイオン北海道が、十勝圏内でスーパーマーケットを新規出店するのは初となる。なお、同社は十勝圏内でいちまる承継店舗7店舗を展開、今度の店舗で8店舗になる。

 新店舗の農産売り場は、近郊産地の生産者とともに地域と鮮度にこだわった野菜を品揃え、水産売り場には帯広の干物加工会社「能本水産」の干物コーナーを展開。ホッケ、カレイ、シシャモなど能本水産の伝統製法で一夜干しした干物各種を販売する。また、釧路の魚専門店「釧之助」の加工品も品揃えする。畜産売り場では、「トヨニシファーム帯広牛」、「十勝長いも豚」など地元ブランド肉を展開、音更町にも店舗がある北見の坂口精肉店直営「味覚園」のジンギスカンなども揃える。

 惣菜では、十勝小豆を使用したおはぎやよもぎおはぎなど和菓子のほか、帯広の豚丼専門店「ぶたいち」監修の豚丼、「日替わり弁当」も用意する。冷凍食品では、ピザフォンデュを提供する「十勝ナチュレ」の商品や、十勝産男爵いもを使用したポテトコロッケなど地元の冷凍食品を展開する。

 また、十勝の19市町村が連携して進めている食の産業政策「フードバレーとかち」の各種認証商品やイオン北海道の食品商品開発部が開発した「十勝産の味付けとろろ」3品も用意する。テナントでは、音更町初出店の「美唄焼鳥・惣菜 炎」が惣菜、焼き鳥を提供する。

 店舗面積は約722坪(約2550㎡)、営業時間は9時~22時、駐車台数は「ケーズデンキ帯広音更店」共用で約1050台、従業員は約120人。近隣には、「ダイイチ音更店」、「ぴあざフクハラ音更店」、「ダイイチオーケー店」、「ハピオ」などがあり、スーパーの競争が一段と激しくなりそうだ。



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