食品総合卸の国分北海道(本社・札幌市中央区)と北海道の青果仲卸業のふたみ青果(同・釧路市)は、11月1日に業務提携を締結した。国分北海道は、道内の生鮮品販売を強化しており、道内の生鮮流通に強いふたみ青果と提携することで協業を推進する。(写真は、国分北海道本社)

 ふたみ青果は、北海道全域の産地、生産者とのネットワークを生かして、高品質で鮮度の良い青果物を道内を中心に販売している道内有数の青果仲卸業者。青果物のカット、パックなどの流通加工機能、フリーズドライ、レトルトなど食品加工機能、グループ企業の水産物卸や物流会社との連携により、生鮮流通の総合的な展開を行っている。

 国内ナンバーワンの農産物生産地の北海道で、国分北海道とふたみ青果が業務提携することによって、青果物を中心とした道産食材を全国に供給、道内の青果物関連事業者の持続的発展に貢献する。

 具体的には、調達先や販売先、加工先への共同提案によってサービス向上を図るほか、物流網の相互活用、生産、開発、産地の開拓・発掘・拡売の協業、事業強化に向けた人材交流などを行う。ふたみ青果は、1973年11月設立、2022年3月期の売上高は95億6900万円、従業員数は40人。国分北海道は、1952年3月設立、2021年12月期の売上高は849億4500万円、従業員数は287人。



10人の方がこの記事に「いいんでない!」と言っています。