北海道本社のスーパー4社8月売上高、行動制限ないお盆でも節約志向強く前年割れ

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 北海道に本社を置く株式上場スーパー4社の2022年8月度売上高は、3年ぶりの行動制限のないお盆だったものの、昨年8月の巣ごもり需要の反動が大きく各社とも伸び悩んだ。また、食品の値上げの影響も大きく、節約志向が一段と進んだ。(写真は、ラッキー岩内店)

 アークス(本社・札幌市中央区)傘下10社の8月度は、全店売上高が前年同期比98・3%、既存店売上高は98・2%となり、7月度から一転してマイナスになった。客数は全店が96・5%、既存店が96・4%、客単価は全店、既存店ともに101・9%になった。客数の前年割れは、全店が昨年11月から、既存店は昨年7月から継続して続いている。商品値上げなどもあって、客単価は今年2月以降、7ヵ月連続で前年を超えている。
 北海道6社の売上高は、全店が前年同月比97・7%、既存店は97・4%%。客数は全店が96・2%、既存店は96・0%、客単価は全店、既存店ともに101・5%だった。客単価の上昇は、1月から8ヵ月連続。東北3社の売上高は、全店、既存店ともに99・8%。客数は全店、既存店ともに97・4%、客単価は全店、既存店ともに102・5%。収益認識会計基準適用前の数値を使用している。

 イオン北海道(本社・札幌市白石区)の8月度は、全店売上高が前年同月比99・9%、既存店売上高は101・1%になった。全店ベースは7月の前年超えから前年割れになったが、既存店は2ヵ月連続で前年を超えた。部門別では、衣料(レディース、服飾、キッズ、インナー、メンズ)が、全店107・7%、既存店108・7%と5ヵ月連続で増加した。食品(グロサリー、デイリー、農産、水産、畜産、デリカ、催事)は、全店が98・7%、既存店が99・9%となった。住居余暇(家電、文具、サイクル、携帯電話、ホームファッション、ヘルス&ビューティーケア)は全店が103・7%、既存店が104・8%。今期から収益認識会計基準を適用しているが、売り上げ速報には適用していない。

 ダイイチ(本社・帯広市)の8月度は、全店売上高が前年同月比102・4%、既存店売上高は98・7%になった。全店売上高は昨年5月から16ヵ月連続で前年を超えたが、既存店売上高は8ヵ月連続の前年超えが途切れた。部門別では、青果101・1%、水産93・7%、畜産102・9%、惣菜106・4%、デイリー109・0%、一般食品101・0%、日用雑貨103・8%、その他99・9%だった。

 北雄ラッキー(本社・札幌市手稲区)の8月度は、既存店売上高が前年同月比94・2%(ポイント経費以外は収益認識会計基準適用)になった。適用前の数値は95・9%。客数は93・5%、客単価は100・7%。客単価は2ヵ月連続で前年を超えた。

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