樺戸郡新十津川町とセコマ(本社・札幌市中央区)は、「まちづくり連携に関する協定」と「災害時における応急生活物資の供給等に関する協定」を締結した。新十津川町は、セコマの丸谷智保会長の曾祖父が、奈良県吉野郡十津川村から明治期に入植した地。丸谷会長は、「個人的なことだが、私のルーツはこの町にある。その町と提携できたのは感無量」と話した。(写真は、新十津川町とセコマの連携協定締結式)

 連携協定の締結式は、9月15日に同町のゆめりあホールで行われた。町議会議員、商工会関係者、町職員が見守る中、熊田義信町長と丸谷会長が、二つの協定書にそれぞれ署名した。「まちづくり連携に関する協定」は、両者が相互の連携を強化、機能を発揮することで、町民が夢と希望を持って暮らしていけるまちづくりを目指して互いが寄与するための協定。
「災害時における応急生活物資の供給等に関する協定」は、大規模災害が発生、もしくは発生のおそれがある場合に、相互が協力して町民生活の早期安定を図るための協定。熊田町長は、「当町にある金滴酒造の日本酒販売や当町が特許を取得した、お米シロップを使ったパンの販売などを通じてセコマとは近い関係だった。今回の協定を通じてさらなる地産地消を進めたい」と話した。

 丸谷会長は、「奈良県十津川村が明治の大水害で壊滅的打撃を受け、村民のほとんどが新十津川に移住したが、曾祖父もその1人だった。祖父の代に中川郡池田町に移り、私は池田町生まれだがルーツはここにある。個人的にも思い入れのある町と協定を締結できたのは感無量」と語った。その上で、「この町にあるちょっとした産物や産業、原材料を連携して発掘、持続可能な地域づくりに協力したい。ちょっとしたことを継続していくことで、まちや地域との連携が進み、地域が潤う。少しずつでも産業を続けていく協力をしたい」と述べた。協定締結後、同ホールで丸谷会長は「地域と共に歩むセコマの経営」をテーマに講演した。



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