滝川市の商業発展の中心地だった本町(ほんちょう)1丁目1番30号に「セイコーマート滝川本町店」が、9月15日にオープンした。旧丸井今井滝川支店や中川かなものがあった場所で、空洞化する中心市街地に賑わいを取り戻す役割も期待されている。店内には、市の協力を得て商業の歴史や街並みの移り変わりが分かる写真をパネル展示、地元産品コーナーも設けた。(写真は、セイコーマート滝川本町店のオープニングセレモニー、左から滝川大通商店街振興組合・向井由延理事長、滝川商工会議所・明円直志会頭、セコマ・丸谷智保会長、滝川市・前田康吉市長、滝川銀座商店街振興組合・星野覚晶理事長、セイコーマート滝川本町店・吉田千恵子店長)
(写真は、地元産品コーナーを紹介するセコマ・丸谷会長)

 立地場所は、国道12号線と国道38号線の交差点で十字街と呼ばれたゾーン。明治23年に丸井今井滝川支店が建てられ、商業発展の礎になった歴史的なスポット。丸井今井はその後、山田呉服店、中川かなものに承継されたが、2018年に閉店。建物は残っていたが、その後、土地建物をセコマ(本社・札幌市中央区)が取得。建物に残っていた丸井今井の社章がある“うだつ”と鉄柱を滝川市に寄贈した上で建物を解体、新たにセイコーマート店舗を建設した。

(写真は、「滝川の商業の歴史と街並みの移り変わり」をテーマに掲げられたパネル)

 この日、店舗前駐車場では、午前7時45分から滝川市の前田康吉市長やセコマの丸谷智保会長、滝川商工会議所の明円直志会頭、滝川銀座商店街振興組合の星野覚晶理事長、滝川大通商店街振興組合の向井由延理事長、セイコーマート滝川本町店の吉田千恵子店長が出席してオープニングセレモニーが行われた。前田市長は、「セコマと2017年にまちづくり連携協定を締結したが、今回、滝川の1丁目1番地にセイコーマートができた。新しいまちづくりを目指す中で、この店が起爆剤となるように両者協力して、地域の発展に繋げたい」と挨拶した。

 丸谷会長は、「町の賑わいづくりの責務を持った店なので、中心街の再発展に資するようなお店になればうれしい」と話した。また、来賓として出席した滝川商議所の明円会頭は、「少子高齢化、人口減少を受け、商議所は地域を戦略的に縮小して、ちょうど良い田舎を目指そうとしている。そのタイミングで、1丁目1番地の場所にセコマの新店舗ができたのは、大きなきっかけになると期待している」と語った。

 店内の壁には、「滝川の商業の歴史と街並みの移り変わり」をテーマに、市が提供した写真を含めたパネルが掲げられており、店内を歩くだけで市の歴史を振り返ることができる。また、「お米チップス」など滝川市や近隣市町村産品の特設コーナーも設けた。地元産品ブースはゴンドラ什器一つで対応、アイテム数も絞っている。「ちょっとしたことだが、こうしたちょっとしたことの積み重ねが、まちを継続発展させていくと思う」と丸谷会長は話していた。


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