アークス(本社・札幌市中央区)グループの道南ラルズ(同・北斗市)は、9月9日9時に「スーパーアークス千代台店」(函館市千代台町10-7)をオープンさせた。旧千代ヶ岱小学校跡地に建設、出店したもので、道南ラルズが運営する店舗としては約803坪(2656㎡)と最大級。駐車台数も266台と近隣スーパーでは、最大となっている。
(写真は、スーパーアークス千代台店オープンを祝うテープカットと店舗外観=アークス提供)
道南ラルズが新規出店するのは、2019年11月の「スーパーアークス日吉店」(函館市日吉町4丁目14-1)に次ぐもので、これによって同社の店舗は、函館市内9店舗、亀田郡七飯町と北斗市に各2店舗、茅部郡森町、二海郡八雲町、檜山郡江差町、山越郡長万部町、上磯郡木古内町、松前郡松前町に各1店舗の計19店舗になる。
「スーパーアークス千代台店」の青果売り場では、地元産品や近郊で採れた野菜を充実させ、水産売り場には「魚屋の寿司」コーナーのほか、道南ラルズとしては初の「魚屋の惣菜」コーナーを導入して旬の魚介の焼き物や煮物、いか飯、揚げかまぼこなどを提供。また、鮮度を長く保てる真空包装機を導入して、食品ロス削減にも取り組む。
食肉売り場には、北斗産おぐに和牛、七飯町産大沼黒牛など地元産ブランド牛を充実させ、デリカ売り場では店内販売している新鮮な野菜や肉を使用した鉄板焼き、特製玉子焼き、洋風ちらし寿司、アジア料理などを提供。インストアベーカリーで焼きたてパンやオリジナルバーガーなども販売する。
新店舗は、市内中心部に位置することや旧小学校跡地だったため、地域貢献の一環として1階のイートインコーナーの床材に小学校の教室で使用されていた木材を再利用したほか、跳び箱をリメークしたテーブルや椅子も設置した。また、店舗外壁には戊辰戦争から現代の函館までの歴史を現わすアート「函館浪漫散歩」を設置、函館の歴史を発信する。店舗2階には、市から支給された毛布、自家発電機など災害用備蓄品を格納する災害備蓄保管庫も設置、地域の集会やコミュニケーションの場として「コミュニティ千代ヶ岱」も開設した。
営業時間は、9月12日(月)までは9時~21時50分、9月13日(火)以降は平日10時~21時50分、土・日9時~21時50分。テナントは100円ショップダイソー(9月16日金オープン)のほか、フラワーショップいしざか、クリーニングエンパイアー(いずれも9月9日オープン)。
(写真は、店舗外壁に設置された「函館浪漫散歩」の壁画=アークス提供)