パセオ9月30日閉館まで2ヵ月、フィナーレセール開始

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 北海道新幹線札幌駅工事のため9月30日で閉館が決まっている札幌駅高架下商業施設、パセオ(札幌市中央区北6条西2丁目、3丁目、4丁目)のフィナーレセールが、8月1日から始まった。営業終了まで2ヵ月、セールやイベントが開催される。(写真は、フィナーレセールが始まったパセオ)

 パセオは、札幌駅の高架化に合わせて国鉄民営化後の第1号大型ショッピングセンターとして1989年7月に一次開業し、1990年11月に全面開業した。名称は、スペイン語の散歩道に由来するもので一般公募から決まった。当時は札幌ステーション開発が運営しており、アピア運営の札幌駅地下街開発とともに札幌駅地下ショッピングセンターの双璧だった。その後、2003年にJRタワーがオープン、札幌駅南口開発が運営する札幌ステラプレイスが加わった。運営会社3社とエスタ運営の札幌ターミナル開発が2005年に合併、札幌駅総合開発となり現在に至っている。

 パセオは、新幹線高架橋建設工事や耐震補強工事などにより、2022年12月以降はパセオ施設内全域で工事の影響を受けるため、今年9月30日に営業を終了することが、昨年3月に決まっていた。
 8月1日から始まったフィナーレセールでは、各テナントで10%OFFから70%OFFの商品を揃えており、飲食フロアではスペシャルメニューや特典を用意している。また、8月5日(金)から同月21日(日)までの期間中に、買い上げ・飲食1500円(税込み)以上ごとに応募券1枚を進呈、JRタワーショッピングチケット1万円分が10人など合計150人に当たるフィナーレチャンスも実施する。

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