セコマグループが惣菜容器を紙製に、プラスチック使用量年間40t削減

流通

 セコマ(本社・札幌市中央区)グループは、7月12日から、北燦食品(本社・札幌市白石区)が製造する麺類・惣菜など8アイテムの容器に、紙製容器の使用を始めた。これにより、対象商品の容器の識別マーク(消費者が容易に分別排出できるようにすることを目的に定められた表示)を「プラマーク」から「紙マーク」に切り替えた。(画像は、紙製容器=セコマ提供)
(画像は、容器底面の紙マーク)

 同グループは、製造・物流・小売を垂直展開する独自のサプライチェーンを生かして、2008年から惣菜や麺などの容器の一部をグループの北燦食品の工場で製造している。今回、包材に使用する資材の一部につき、紙を主たる素材に変更することにより、対象商品の容器における年間プラスチック使用量について40tの削減(51%減)を見込んでいる。これによって家庭ごみの分別が「プラ」から「紙」に変更される。この紙製容器は、紙が51%、プラ49%原料のMAPKA(マプカ)シートを使用しており、紙製の容器包装に該当する。ただ、ふたの部分に当たるトップシールはプラマークの素材を使っている。
 セイコーマート(北海道・茨城県・埼玉県)、ハマナスクラブ、ハセガワストア、タイエー、業務店を含む小売店で販売する商品が対象となっている。

関連記事

SUPPORTER

SUPPORTER