マックスバリュ北海道は、11月の売上げを集計し6日に公表した。それによると、全店売上高は前年11月よりも3・3%増、既存店売上高も3・1%だった。同社は、今2月期に入って以降、一度も前年の売上げを割っていない。相次ぐリニューアルと格安スーパー「ザ・ビッグ」が好調のためと見られる。(写真は、マックスバリュからザ・ビッグに業態変更した東雁来店)
 

 同社の11月の店舗数は全73店。内訳は、マックスバリュ38、マックスバリュエクスプレス1、ザ・ビッグ11、ザ・ビッグエクスプレス5、ジョイ9、その他(プライスマート、フードセンター等)9。
 
 8月にはジョイ倶知安店、9月にはマックスバリュ永山店、10月にはジョイ滝川西町店をそれぞれ閉店。11月には2年ぶりの新店となるマックスバリュ滝川本町店をオープンしており、店舗数は昨年同月に比べて2店の純減。
 
 同社は決算期変更で今期は2月から2013年2月までの13ヵ月の変則決算となるが、2月以降は一度も前年同月を割り込んでいない。
 
 2~7月の上期決算では営業収益411億3400万円(前年同期比3・9%増)、営業利益2億4400万円(同10・6%増)で全店売上げと既存店売上はいずれも4%増だった。
 
 同社は今期に入って以降、3月にマックスバリュ手宮店のリニューアルを行い、同月にジョイ前田店をザ・ビッグエクスプレスに、5月札幌フードセンター豊平店をザ・ビッグに、6月マックスバリュ士別店をザ・ビッグに、7月マックスバリュ宮前通店をザ・ビッグに、8月マックスバリュエクスプレス中の島店出店、10月マックスバリュ東雁来店をザ・ビッグに、11月マックスバリュ滝川本町店出店と、ほぼ毎月リニューアルと新店出店を行ってきた。
 
 今期は残り3ヵ月、「ザ・ビッグ」の売上げ増によって期中のすべての月で前年同月をクリアする可能性は高い。


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