北海道ぎょれん(本所・札幌市中央区)とコープさっぽろ(本部・同市西区)は、プラスチック製魚箱を再利用して買い物カゴを製品化、コープさっぽろの全106店舗で7月4日から販売を始めた。1個400円。(魚箱を素材とした「買い物カゴ」を発表する北海道ぎょれん・菊池元宏副会長=左とコープさっぽろ・大見英明理事長 画像はコープさっぽろ提供)
北海道ぎょれんの菊池元宏代表理事副会長とコープさっぽろの大見英明理事長が同日、コープさっぽろ本部で共同記者会見して発表した。北海道ぎょれんは、コープさっぽろが2019年7月に設立した「北海道SDGs推進プラットフォーム」に設立時から参画。また、両者はJAグループや北海道生協連など18団体で構成する協同組合の全道組織「協同組合ネット北海道」の構成団体でもあり、協働で地域課題の解決を目指している。
北海道ぎょれんは、海洋プラスチック問題や海洋汚染の低減を目指して脱プラスチック活動、なるべくプラスチック製品を使わない抑プラスチック活動を進めている。これまでも、プラスチック魚箱を再生した「リサイクル魚箱」を製品化して使用してきたが、今回、コープさっぽろと組んで魚箱のプラスチックを再利用した買い物カゴを製品化した。全106店舗で3000個を販売する。
魚箱素材の買い物カゴを通じて両者のSDGs活動を推進、組合員にもプラスチック問題を身近に感じてもらう。