北海道でホームセンターを展開するジョイフルエーケー(本社・札幌市東区)の2021年度決算は、売上高211億3500万円、営業利益13億3200万円となり、前年度比0・5%の減収、6・8%の営業減益になった。売上高営業利益率は6・3%で、前年度より0・1ポイント下がった。(写真は、2021年6月にオープンした「ジョイフルエーケーBUILD-ON(ビルドオン)新道店」)
2021年度(2022年3月期)は、個人の節約志向が根強く、同業他社や他業種との競争激化が続いているほか、前年度のコロナ関連商品需要増の反動もあって減収、営業減益となった。年度中には、プロ業者向け専門店「ジョイフルエーケーBUILD-ON新道店」(札幌市東区、2021年6月16日オープン)、ペット専門店「ペットワールドPROX音更店」(河東郡音更町、2021年12月8日オープン)の専門店2店舗の売り上げがオンされたが、前年度に届かなかった。
2022年度(2023年3月期)は、本州系大型店のさらなる出店や業態を超えた販売競争などによって、厳しい経営環境が続くと予想。こうした中で、「ジョイフルエーケー屯田店」(札幌市北区)の屋内駐車場の一部を利用してフードコートを新設するほか、店舗改修による利便性向上、テナント誘致による集客力強化、ペット専門店の出店加速を計画している。