アークス子会社福原が道東ライスM&A、惣菜センター化に弾み

流通

 アークス(本社・札幌市中央区)グループの福原(同・帯広市)は、生鮮プロセスセンターの設置に向けた事業体制を構築する。米穀・食品卸の食創(同・同)子会社、道東ライス(同・中川郡幕別町)の事業譲渡を受け固定資産も取得する。2022年9月1日から福原子会社として機能させる。(写真は、「フクハラ大樹店」)

 福原は4月1日付で「生鮮食品センター部」を新設、デリカセンター、生鮮プロセスセンターの開設を目指して取り組みを進めている。体制構築のため、2022年5月に100%子会社のハピネス・デリカ(本社・帯広市)を新設、同年5月31日にハピネス・デリカと道東ライスの間で事業譲渡契約を締結、同年9月1日付で道東ライスの惣菜製造事業の譲受と道東ライス幕別工場の固定資産を取得する。

 新設するハピネス・デリカは資本金9000万円で、代表者は福原の福原郁治社長が兼務する。道東ライスは、資本金8000万円で、食創が86%出資して1973年11月設立、食創の竹森直義社長が代表を務めている。2021年9月期の売上高は9億7900万円。売り上げの大半が福原向けの惣菜類。福原は、道東ライスの事業を継承して、生鮮プロセスセンター開設に弾みをつけ、惣菜・デリカ部門の差別化、高付加価値化を進める。

福原は、帯広市内8店舗、上川郡新得町2店舗、同郡清水町1店舗、河東郡鹿追町1店舗、同郡音更町2店舗、中川郡池田町1店舗、河西郡芽室町1店舗、広尾郡大樹町1店舗、同郡広尾町1店舗、中川郡本別町1店舗、同郡幕別町3店舗、足寄郡足寄町1店舗、十勝郡浦幌町1店舗、釧路市10店舗、釧路郡釧路町2店舗、川上郡弟子屈町1店舗、同郡標茶町1店舗、厚岸郡厚岸町1店舗、標津郡中標津町2店舗、野付郡別海町1店舗の合計42店舗を十勝、釧路、根室の管内で展開している。

関連記事

SUPPORTER

SUPPORTER