アークス2022年2月期決算、 営業益貢献度はラルズ4割、ユニバース3割

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 アークス(本社・札幌市中央区)の2022年2月期決算は、売上高5775億6800万円、営業利益155億6200万円、純利益103億400万円となり、前期比3・7%の増収、12・3%の営業減益、20・5%の純利益減となった。2021年4月にグループ入りしたオータニ(本社・栃木県宇都宮市)の業績寄与もあり増収となったが、水道光熱費や人件費の販管費増となり減益となった。(写真は、ラルズが展開している札幌市中央区の「スーパーアークス山鼻店」)

 子会社の業績は次の通り。▷ラルズ(本社・札幌市中央区)売上高1418億4400万円(前期比0・7%増)、営業利益66億1100万円(同2・4%減)、純利益46億9800万円(同1%減)▷ユニバース(同・青森県八戸市)売上高1313億6000万円(同1%減)、営業利益54億500万円(同8・2%減)、純利益38億800万円(同13%減)▷ベルジョイズ(同・岩手県盛岡市)売上高803億100万円(同3・2%減)、営業利益3億6900万円(同56・3%減)、純利益1億7800万円(同73・3%減)
 主要3社の売上高営業利益率は、ラルズが4・7%(前期比0・1ポイント減)、ユニバースが4・1%(同0・3ポイント減)、ベルジョイスは0・5%(同0・5ポイント減)だった。

 ラルズ以外の北海道主要子会社の業績は次の通り。
▷東光ストア(本社・札幌市豊平区)売上高460億300万円(前期比1・8%減)、経常利益9億7300万円(同16・3%減)▷道北アークス(同・旭川市)売上高443億8500万円(同0・9%減)、経常利益4億3000万円(同44・9%減)▷福原(同・帯広市)売上高422億2500万円(同2・6%減)、経常利益13億3700万円(同28・4%減)
売上高経常利益率は、福原が3・2%(同1・1ポイント減)、東光ストアが2・1%(同0・4ポイント減)、道北アークスが1・0%(同0・7ポイント減)となった。

 グループ傘下のSM(食品スーパー)10社の全店売上高は前期比98・5%、既存店は98・2%だった。その中で、ラルズの全店売上高のみが前期比0・7%増となり前期をクリア、ユニバース、ベルジョイスは全店売上高がそれぞれ99・0%、96・8%と前期に届かなかった。借入金は短期借入金が前期より29億8800万円増えて86億9900万円、長期借入金も前期より2億3800万円増えて116億4900万円になった。長短借入金合計は203億4800万円となり、前期より32億2800万円増えた。現金及び預金は663億500万円で前期より24億7000万円増えた。

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