北海道各地には、多くのスーパーやホームセンター、ドラッグストア、コンビニエンスストアなどがあるが、そこだけにしかないという変わり種の店舗もある。各地の「変わり種店舗」を取り上げる第4回目は、奇しくも函館のご当地ブランド「ラッキーピエロ」と「ハセガワストア」が隣同士に並んだ函館市末広町のスポット。(写真は、「ラッキーピエロ ベイエリア本店」=右と「ハセガワストア ベイエリア店」が並ぶ末広町のスポット)
「ラッキーピエロ」と「ハセガワストア」。どちらも函館を代表するご当地ブランド。有限会社ラッキーピエログループ(昭和2丁目35-12)が函館を中心に17店舗展開する「ラッキーピエロ」(略称ラキピ、ラッピ)は、ご当地バーガー日本一に輝いたこともある、「チャイニーズチキンバーガー」で知られるファストフード店。17店舗は、どれ一つとして同じものがない、それぞれにテーマ性のある個性的な店舗ばかり。
また、ハセガワストア(中道2丁目4-16)が展開する「ハセガワストア」(略称ハセスト)は、「函館名物やきとり弁当」で知られるセコマグループのコンビニで、函館を中心に13店舗を展開している。「やきとり弁当」は、1978年9月から発売されたロングヒット商品でハセストの代名詞とも言えるもの。道南や室蘭地方では「やきとり」と言ったら「豚精肉」のこと。ハセストの「やきとり弁当」も当然のように「豚精肉」が使われている。
この尖った函館2ブランドが隣り合わせで並んでいるのが、末広町にある「ラッキーピエロ ベイエリア本店」(23-18)と「ハセガワストア ベイエリア店」(23-5)。ラキピの派手すぎる装飾看板とハセストの巨大なやきとり弁当の看板が、コラボするご当地ブランド集積地だ。2ブランドが隣り合わせになっているのはここしかない。地元函館の人には当たり前の光景でも、地元民以外にとってこの光景は、まさに驚き。函館最強ブランドのインパクトが強すぎるスポットだ。