北海道各地には、多くのスーパーやホームセンター、ドラッグストア、コンビニエンスストアなどがあるが、そこだけにしかないという変わり種の店舗もある。各地の「変わり種店舗」を取り上げる第6回目は、セブンーイレブンの日本海側最北店舗である「羽幌役場前店」。(写真は、セブンーイレブン羽幌役場前店。出入り口には北海道特有の風除室がある)

 道内のコンビニ別店舗数は、セイコーマート1083店舗(2022年6月末現在)、セブン―イレブン1000店舗(2022年5月末現在)、ローソン676店舗(同)、ファミリーマート239店舗(2022年8月末現在)という内訳。日本海側の最北店舗を探すと、セイコーマートは道内資本だけあって、最北の稚内市だけでなく利尻島、礼文島にも店舗がある。一方、道内で2番目に店舗数が多いセブンーイレブンの日本海側最北店舗はどこか。内陸も含めた北海道の最北店舗ということでは、北緯44度28分の中川郡美深町にある「美深西1条店」だが、日本海側に絞ってみると最北店舗は「羽幌役場前店」(苫前郡羽幌町)。羽幌町の緯度は44度19分で、美深町との差は9分。緯度の1分は約1・85㎞なので、2店舗の差は約16㎞ということになる。

「以前は、同じ町内のもう少し北にもセブン―イレブンがあったのですが、そこが閉店したので、この店舗が日本海側で最北の店舗になりました」と店の従業員は話す。数年前にはリニューアルして店舗面積を増やした。
 それにしても、セブンーイレブンの日本海側最北店舗が、なぜ稚内まで130㎞も離れた羽幌町なのか。それはセブンーイレブンのロジスティクス(商品の運搬をニーズに合わせて効率的に計画、実行、管理すること)と大きく関わっている。現時点で、羽幌以北への出店は、売り上げや配送コスト面で採算ベースに乗らないということだろう。もっとも、セブンーイレブン向け惣菜製造の協力会社は、6月に旭川で新工場を稼働させており、旭川以北の店舗戦略が変わる可能性もある。ちなみに、ローソンの日本海側最北店舗は、羽幌町の2つ南の町、留萌郡小平町の「留萌鬼鹿店」で、ファミリーマートは内陸の滝川市の店舗が最北の店舗になっている。



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