国分北海道が「春夏食品総合展示商談会」、コロナ禍2年2ヵ月ぶりのリアル開催

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 国分北海道(本社・札幌市中央区)は3月29日、札幌市中央区の札幌パークホテル地下2階パークホールと1階ザ・テラスルームで「2022春夏食品総合展示商談会」を開催した。コロナ禍の影響で延期が重なり、リアル会場での開催は2年2ヵ月ぶり。量販店や飲食店などの関係者約500人が参加した。(写真は、1階ザ・テラスルームの国分北海道提案会場)
(写真は、「2022年春夏食品総合展示商談会」の地下2階パークホール会場)

「2022春夏食品総合展示商談会」は、当初2月1日の開催を予定していたが、まん延防止等重点措置の適用地域となったため延期、ほぼ2ヵ月遅れの開催となった。国分北海道は、新型コロナウイルスの感染拡大が始まってから、これまでにこうした展示商談会を8回中止しており、2020年1月23日の「2020春夏展示商談会」以来のリアル開催となった。
 展示ブースを設けたのは、加工食品メーカーや菓子メーカー、低温食品メーカー、酒類メーカーなど約160社。コロナ禍での開催のためソーシャルディスタンスの確保や出展関係者の人数を極力減らし、参加者を30分ごとの事前登録制にするなどして感染対策を徹底した。また、試食は行わずサンプル品を提供するスタイルに変更した。

 1階ザ・テラスルームの国分北海道の提案コーナーには、コロナ禍で定着した「家飲み」に対応した商品や需要が拡大したレトルト食品のほか、大豆ミートを使ってモスバーガーと国分が共同開発した「グリーンバーガー」の缶詰なども紹介された。国分北海道の諏訪勝巳社長は、「人口減やコロナ禍の影響で売り上げが落ちているお客さまも多い中で、私たちの物流や商品軸を活用して共創、協業に取り組みたい」と話しており、コラボした商品開発を通じて地域貢献を進めていく考えを示していた。

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