北海道で2022年11月に、流通店舗が相次いで新設される。コロナ禍で新設店舗は減少傾向だったが、ウィズコロナ時代に向けて新店投資が活発になってきた。(写真は、「サツドラ」の店舗)

 サツドラホールディングス(本社・札幌市東区)の子会社サッポロドラッグストアー(同・同)は、勇払郡安平町早来大町106-3、106-4、106-5に仮称「サツドラ安平早来店」を新設する。店舗設置者はサッポロドラッグストアーで自前出店。店舗面積は約373坪(1232㎡)、駐車場の収容台数は46台、オープン予定日は2022年11月2日。安平町には、大手チェーンのドラッグストアがなかったため、同社が初の店舗進出となる。

 デンコードー(本社・宮城県名取市)は、旭川市春光1条7丁目404-1ほかに「ケーズデンキ旭川春光店」を新設する。店舗設置者はデンコードーで自前で投資して建物を建設する。店舗面積は約1093坪(3607㎡)、駐車場の収容台数は150台、オープン予定日は2022年11月9日。デンコードーは、旭川市内で「ケーズデンキ旭川大雪通店」(大雪通1丁目482-27)を展開しており、旭川市内2店舗目となる。

 コメリ(本社・新潟市南区)は、深川市開西町1丁目53-2に「コメリハード&グリーン深川店」を新設する。店舗設置者はコメリで自前で建設する。店舗面積は約1182坪(3903㎡)、駐車場の収容台数は62台、オープン予定日は2022年11月9日。店舗は、市街地の西に位置し、「ツルハドラッグ深川文光店」の近く。深川市内ではDCM(本社・東京都品川区)が「DCMホーマック深川店」(5条19-10)と「DCMサンワ深川店」(北光町3丁目6-1)を展開している。

 大規模小売店舗立地法に基づく新設届け出が必要な店舗面積303坪(1000㎡)以上の流通系店舗の新設は、2021年が13店舗だったが、2022年は現在分かっているだけでも既にオープンした店舗を含めて19店舗になる見込み。ウィズコロナ時代の流通環境を見越し、店舗新設投資が活発になっている。


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