昨年5店舗増えて全21店舗、北海道でも存在感高める「業務スーパー」が3月1日から「総力祭」

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 低価格スーパーの「業務スーパー」が、北海道でも存在感を高めている。2021年は5店舗をオープンさせ、道内店舗数は21店舗に増えた。3月1日からは「総力祭」と銘打った感謝セールを開始、第1弾として3月31日まで続ける。折り込みチラシには、税込み1000円以上で100円割引きのクーポン券を付けるなど販促手法も多様化してきた。(写真は、三ツ輪商会が2021年8月5日にオープンさせた「業務スーパー釧路昭和店」)

「業務スーパー」は、神戸物産(本社・兵庫県加古川市)が、直営・フランチャイズ(FC)で全国展開しており、2022年1月末で956店舗。神戸物産が、世界各国350の協力工場と直接取引して直輸入した商品や、国内食品加工工場25拠点で製造しているオリジナル商品を毎日低価格で販売しているのが特徴。PB(プライベートブランド)商品の比率は33%を超えている。神戸物産から「業務スーパー」既存店への出荷実績は、2020年10月期が115・9%だったが、2021年10月期は102・4%で着地している。

 北海道の「業務スーパー」は、2013年4月18日に旧サンワドー(現DCM=本社・東京都品川区)がホームセンターの「本通店」(函館市)内に「業務スーパー」を導入したのが最初。以降、旧サンワドーは道内のホームセンター5店舗に「業務スーパー」を併設したが、その後3店舗を閉店。現在は旧サンワドーの業務スーパー事業を承継した三和物産(本社・青森市)が「上磯店」(北斗市)と「本通店」の2店舗を展開している。

 路面店としては、ケヒコ(本社・横浜市神奈川区)が2013年8月22日にオープンさせた「すすきの狸小路店」(札幌市中央区)が最初。以降、同社は「苫小牧店」(苫小牧市)、「旭神店」(旭川市)、「岩見沢店」(岩見沢市)を出店。G-7スーパーマート(本社・神戸市須磨区)も2013年12月5日に「月寒西店」(札幌市豊平区)を出店。以降、「上野幌店」(同市厚別区)、「八軒店」(同市西区)、「千歳店」(千歳市)、「恵庭店」(恵庭市)、「清田店」(札幌市清田区)、「月寒東店」(同市豊平区)、「厚別西店」(同市厚別区)、「小樽店」(小樽市)を出店してきた。カワサキ(本社・茨城県水戸市)は、2020年9月30日に「帯広西店」(帯広市)をオープンさせた。

 2021年には、G-7スーパーマートが「西野店」(札幌市西区、7月15日)、「菊水元町店」(同市白石区、12月9日)、三ツ輪商会(本社・釧路市)が「釧路昭和店」(釧路市、8月5日)、パスポート(本社・川崎市宮前区)が「伏古店」(札幌市東区、12月2日)、カワサキが「北見三輪店」(北見市、12月16日)をオープンさせた。これによって道内の「業務スーパー」フランチャイジーは、G-7スーパーマート(11店舗)、ケヒコ(4店舗)、三和物産(2店舗)、カワサキ(2店舗)、パスポート(1店舗)、三ツ輪商会(1店舗)の6社になった。フランチャイジーは、これまで道外企業だけだったが、昨年初めて三ツ輪商会が加わった。今後は、道内企業のフランチャイジーが増える可能性がある。
 3月は「業務スーパー」が事業を開始した月で、毎年セールを実施。通常はチラシを折り込まないが、3月は例外。昨年は「生誕20周年セール」だったが、今年は「総力祭」を展開して存在感を高める。

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