デリバリーサービスの「Wolt(ウォルト)」を展開するWolt Japan(本社・東京都渋谷区)は、ダイイチ(本社・帯広市)と提携して、2月1日から「ダイイチ八軒店」(札幌市西区八軒10条東5丁目)で商品のデリバリーサービスを開始した。札幌市内のスーパーマーケットでWoltのデリバリーサービスを行うのは北雄ラッキー(同・札幌市手稲区)の「ラッキー篠路店」(同市北区篠路3条4丁目)に次いで2例目。(写真は、「ダイイチ八軒店」)
「ダイイチ八軒店」のデリバリーサービスは、同店で扱う生鮮食料品や日配品、日用品など約2000品目に対応、注文から30分程度で自宅など希望の場所に届ける。店内のピッキング作業は店舗従業員が行う。同社は、ネット販売を行っていなかったが、コロナ禍で様々な販売チャンネルの必要性があると判断、Woltのサービスを導入することにした。八軒店を選んだのは、足元商圏が十分にあるため。ダイイチは、「試験的に導入したが、好調に推移している。軌道に乗れば、他の店舗にも広げたい」(広報)と話している。
同社は、店舗以外の販売ツールとして、生鮮食品など約400品目を軽トラックで移動販売する「とくし丸」を13台稼働させ、十勝圏や札幌圏でサービスを展開している。Woltのサービスによりネット販売の知見を積み、多様なニーズに応えていく。