サッポロビール(本社・東京都渋谷区)は、北海道限定で通年販売している「サッポロ クラシック」の中味とパッケージを2022年1月製造分より、7年ぶりにリニューアルする。(写真は、2月1日の「サッポロ クラシック」リニューアル発表会。右から、サッポロビール北海道本社代表・小野寺哲也氏、原料開発研究所・北海道原料研究グループ・上本允大氏=サッポロビール提供)
リニューアルのポイントは、従来から使っているファインアロマホップに加えて、富良野地域で生産されるホップ「リトルスター」も活用する点。もう一つの主原料である大麦も、オホーツク産の「きたのほし」を一部使用。「きたのほし」は、国内初のLOXレスビール大麦。LOXレスビール大麦とは、ビールの老化の主な原因である脂質の酸化に関わる酵素(LOX‐1)の活性がない大麦のこと。この特性によってビールの老化を低減させ、新鮮なおいしさを長持ちさせる効果が期待できるという。
パッケージデザインも定番らしい王道感を強め、缶商品・びん商品ともに「北海道産原料一部使用」を訴求している。3月1日(火)には、オリジナルグラス付き6缶パックを発売する。価格は、オープン価格。
「サッポロ クラシック」は、1980年代に大分県の平松守彦知事が提唱した一村一品運動の全国的な盛り上がりを受け、当時の横路孝弘北海道知事が「サッポロは一道一品で頑張ってほしい」と激励を受けたことがきっかけとなり、1985年6月12日に誕生。今年は発売38年目。缶商品は、2010年から2021年まで12年連続で、売り上げが前年を超えている。