セコマとイタリア大使館貿易促進部がパートナーシップ契約、17日から「イタリアフェア」開催

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 セコマ(本社・札幌市中央区)は、イタリア大使館貿易促進部とパートナーシップ契約を締結、イタリア商品の取り扱いを強化する。第1弾として1月17日から2週間、「セイコーマート」全店と公式通販で「イタリアフェア」を開催する。年間を通じて2週間程度の同フェアを定期的に行う。イタリア大使館貿易促進部が、北海道企業とこうした契約を結ぶのは初めて。(写真は、セコマとイタリア大使館貿易促進部の共同プロジェクト発表会=左からセコマ・丸谷智保会長、同貿易促進部食品飲料部門・大道敏子シニアトレードアナリスト)

 セコマとイタリア大使館貿易促進部は、2018年から接触を開始、2020年に同促進部が進めるGDOプロジェクト(大規模小売チェーンとのパートナーシップ)の提案を受け、2021年12月に同プロジェクトのパートナーシップ契約を締結した。セコマは、海外26ヵ国から原材料や商品を年間1200本のコンテナで輸入しているが、2021年の輸入額の中でシェアトップは12・7%のイタリア(以下、チリ11・8%、フランス11・7%、アメリカ10・3%と続く)。2017年は4位だったが、2019年の日EU・EPA(経済連携協定)発効によって急速に伸びているという。

 14日に行われた記者会見には、セコマの丸谷智保会長のほか、オンライン参加でジャンルイジ・ベネデッティ駐日イタリア大使とイタリア大使館貿易促進部のエリカ・ディジョヴァンカルロ部長が出席。ベネデッティ大使は、「セコマとのコラボによって、初めて北海道との接点を持つことができる。食に関する具体的、効果的な事業を展開していきたい。イタリアフェアはそのキックスタートになる」と話した。ディジョヴァンカルロ部長は、「これまで東京、大阪に集中していたプロモーションを、セコマと組むことで初めて北海道で展開できる。コンビニエンスストアとは初のパートナーシップ契約で、北海道の消費者にイタリア商品が評価されることを望む」と述べた。
 また、丸谷会長は、「ワイン中心のイタリアフェアは以前から展開していたが、契約を機に年間計画を立てて今まで以上に取り組みたい。また、グループの製造部門では、スパゲッティやマカロニなどを惣菜原料として利用しており、今後も使えるものを輸入したい」と語った。

 セコマでは、第1弾として「セイコーマート」全店で1月17日から30日(日)まで、イタリアワイン4本購入でスパゲッティ1個をプレゼントするほか、パスタ2品種を10%増量する。公式通販では、イタリアワインのまとめ買い特売も行う。販促用に全道で180万部のチラシを配布、デジタルサイネージやLEDを使って店頭販促も行う。
(写真は、イタリアフェアのワインやオリープオイル、スパゲッティ展開例)
(写真は、イタリアフェアのパスタ等の展開例)

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