ダイイチが「カート式セルフレジ」、札幌圏スーパーで初導入

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 ダイイチ(本社・帯広市)は、12月13日から札幌市内の「平岸店」(豊平区平岸1条12丁目1-35)にカート式セルフレジ「ピピットカート」を10台導入した。カートに商品を入れる際にお客が自ら商品のバーコードをスキャン、専用支払機で精算するもので、レジ待ち時間が大幅に短縮できる。札幌市内のスーパーマーケットでは、初導入となる。(写真は、ダイイチが「平岸店」に導入したカート式セルフレジ)

 ダイイチは、レジ担当者が商品バーコードをスキャンするセミセルフレジに加えて、お客がスキャンするフルセルフレジを「白樺店」(帯広市)と「花咲店」(旭川市)、11月6日にオープンした「平岸店」に導入している。フルセルフレジの利用率は、「白樺店」と「花咲店」はあまり高くないが、「平岸店」の利用率は30%台と比較的高く、新たに4台導入して10台にしたところ、利用率は40%に高まった。札幌市内ではフルセルフレジに抵抗感がないと判断、更に利便性が高まるカート式セルフレジの試験導入に踏み切った。

 タブレット端末にダイイチの電子マネー付きポイントカード「フレカプラスカード」でログインした後、ハンディスキャナーで商品のバーコードをスキャン、専用会計機で支払いをするもので、各種カードや現金が利用できる。カート式セルフレジは、東芝テック(本社・東京都品川区)製、専用会計機は2台設置した。13日の導入初日は約150人の利用があった。村上伸正店長は、「フルセルフレジよりスピードアップできるので利便性はさらに高まる」と利用を期待している。

 ダイイチでは、カート式セルフレジの利用状況を見ながら、他店舗への導入も検討する。なお、同社の「フレカプラスカード」の利用率は、全店平均で約40%となっている。

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