サッポロビール(本社・東京都渋谷区)が、北海道限定で販売している「サッポロ クラシック」の缶商品の販売数量が、2021年11月30日の出荷で、2020年の年間販売数量を超え、12年連続で前年の売り上げを達成した。コロナ禍の中、家飲み需要の高まりにも連動した格好だ。(画像は、「サッポロ クラシック」缶商品)
「サッポロ クラシック」は、地域限定ビールの先駆けとして、1985年に発売を開始して以来、北海道限定にこだわってきた。副原料を使用しない麦芽100%、ホップの名品とされる「ファインアロマホップ」100%で、爽やかなのどごしを実現。ドイツ古来の醸造法「ホッホクルツ製法」の高温短時間仕込みによって、すっきりとして飲みやすいビールに仕上がっている。
2009年以降、前年の売り上げを超える実績があったが、2020年、2021年とコロナ禍による外食需要の大幅減により、前年超えは厳しい環境だったが、家飲み需要が高まる中、北海道の食材や風土に合わせた「サッポロ クラシック」の素材のうまみ、爽やかな味わいが支持されて販売を伸ばした。また、麦芽100%のこだわりをそのままにして、「サッポロ クラシック 春の薫り」、「サッポロ クラシック 夏の爽快」、「サッポロ クラシック 富良野VINTAGE」など、季節に合わせた商品を販売することで、1年を通して多様な楽しみ方を提供していることも好調の要因となっている。