ジェイ・アール生鮮市場は、岩見沢店(岩見沢市5条西9丁目)を全面リニューアル、28日にオープンした。8月末から約1ヵ月間休業して店舗レイアウトを一新したもので、昨年7月に新規出店した札幌市内の新川店(札幌市北区新川2条1丁目)を踏襲した「新川モデル」の店舗。「最低でも10%アップの売り上げを狙いたい」(鈴木健三営業部長)としている。(写真は全面リニューアルした岩見沢店。売場のレイアウトは新川店のモデルを導入)
岩見沢店は、自社物件で売場面積は約250坪。ジェイ・アール生鮮市場にとっては旧タイプの店舗だったが、売場の基本レイアウトから見直して最新の「新川モデル」を導入した。このモデルの店舗は、新川店、発寒店(札幌市西区発寒13条4丁目)に続く3店舗目。
岩見沢市内は、イオン北海道やアークスのビッグハウスがこの7~8年の間に進出してきたことに加え、2年ほど前にはマックスバリュ北海道が既存店舗を激安タイプの「ザ・ビッグ」に業態変更するなど激戦が続いている。食品スーパーにとっては激しい競争が展開されているが勢力図が一段落したため、ジェイ・アール生鮮市場は1ヵ月の休業期間をかけて全面的なリニューアルを実施した。
同店の日商は約500万円。リニューアルによって最低でも10%増の売り上げを狙う。
オープン当日限りの商品として、北海道産大根サイズ大が1本78円(税込)、北海道産ミニトマト約200g1パック98円(同)、北海道産生鮭筋子100g当たり345円(同)、アメリカ産・国内産豚ひき肉100g当たり50円(同)、北海道産開ほっけ1枚145円(同)など。
鈴木営業部長は、「我々の規模では、価格競争で大手の食品スーパーにかなわない。生鮮食品をきっちりと揃えてお値打ち価格で提供することで、お客様に応えていきたい」と語っていた。
ジェイ・アール生鮮市場は、札幌市内に6店舗のほか今回の岩見沢店、恵庭店の計8店舗を展開している。年商は2011年度で約160億円。