2022年1月31日(月)に閉館し、その後に解体される札幌市中央区南1条西4丁目のファッションビル「4丁目プラザ」(以下、4プラ)が、きょう10月9日から全館閉店セールを開始する。「二度とない安さ」を打ち出し、最大80%OFFの商品も提供する。閉館の日まで4ヵ月間、ロングランの閉店セールとなる。(写真は、10月9日から閉店セールを始める「4プラ」)

「4プラ」は、1971年9月に開業、今年が50周年。「4プラ」、「パルコ」、「マルサ」が札幌のファッションビルとして隆盛を極め、その後、「ピヴォ」、「コスモ」、「エイトビル」などが続き、大通地区の賑わいを形づくってきた。そんな歴史を持つ「4プラ」も、半世紀近く経って耐震問題が浮上。現在の規制には対応できていないため、「4プラ」の土地建物を所有する地権者らは建物の閉館・解体を今年3月末に決定していた。

 最後の閉店セールは、50周年を迎える今年9月4日から4回に分けて開催する計画だったが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言でやむなく延期。同宣言の解除を受け、ようやく10月9日から2回に分けて開催できるようになった。

 テナント68店舗のうち、既にセールを開始しているところもあるが、全テナントがセールに入るのは9日から。10月~11月、12月~1月の2回に分けるが、閉館日までのロングランのセールになる。運営会社4丁目プラザの斎藤公久常務執行役員は、「お客さまへの感謝の気持ちを込めた閉店セールにしたい」と話す。

 直近では、昨年5月17日に閉館した「ススキノラフィラ」(中央区南4条西4丁目)が4ヵ月半の閉店セールを行ったが、4プラもほぼ同じ期間、閉店セールを行う。閉店セールには、かつてこんなエピソードもあった。「札幌そごう」や「ヨークマツザカヤ」の閉館時のこと。メーカーや問屋が大量のバーゲン商品を投入したため、買い物客が閉館先に集中。これを知った他の百貨店が激怒したという。閉店セールを巡る事業者同士の泥臭い駆け引きも、今や遠景になってしまった。


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