旧富樫ビル跡に建設中の新ビルに「ダイソー札幌中央店」、来夏竣工に向け早くもオープン告知

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「ダイソー札幌中央店2022年7月オープン」ーー札幌市中央区南2条西2丁目の旧富樫ビル跡地に建設中の新しいビルの工事用フェンスに、早くも「ダイソー」店舗のオープン告知が掲げられた。新ビル建設は、着工から8ヵ月が経過、建物は工事用シートに覆われているが、大きさが実感できるまでになっている。そんな中、早くも登場したオープン告知によって、新ビル竣工の期待感が高まり始めた。(写真は、旧富樫ビル跡地に建設中の新ビル)
(写真は、新ビル建設工事用フェンスに掲げられた「ダイソー札幌中央店」のオープン告知)

 国内最大級の売り場面積を持っていた100円ショップ「ダイソー札幌中央店」は、旧富樫ビルの1階から5階に入っていた核テナント。かつては タワーレコードやライブハウスもあって「プリヴィ」と呼ばれていたビルだったが、解体前の顔は「ダイソー」だった。

 旧富樫ビルは、土地建物を取得した香港の外資系ファンドなどが組成した特定目的会社ノース・マウンテン(東京都港区)によって、昨年4月から解体工事に入っている。「ダイソー札幌中央店」は、昨年3月22日に閉店、南側にある金市舘札幌ビル(南2西2)の6階に移転、「ダイソー狸小路2丁目店」として、昨年5月27日にオープンしている。「狸小路2丁目店」は、新ビルが竣工するまでの仮店舗の位置付けで、新ビル竣工後には「札幌中央店」が復活する。

 新ビルは、オフィス・商業の複合ビルとなりそうで名称は不詳。鉄骨造一部鉄筋コンクリート造の地下2階、地上13階建てで延べ床面積は約2472坪(8157・66㎡)。建築主は、ノース・マウンテン、設計、監理は浅井謙建築研究所(東京都港区)、施工は岩田地崎建設(本社・札幌市中央区)。ダイソーが新ビルの何階に入るかは分からないものの、かつては国内最大級の店舗だっただけに、新しい店舗も大型店として復活すると見込まれている。新ビル竣工まで残り1年余り、早々と掲げられた「ダイソー札幌中央店」のオープン告知が人目を引いている。

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